女系天皇に反対2005年10月26日

 新聞によると、小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は皇位継承資格者を女性皇族に拡大することで一致した、そうである。
 このままゆくと、皇位継承者がいなくなってしまうので、皇室典範を変更して、皇位継承者を増やすそうである。しかし、天皇の天皇たる所以は、伝統に他ならない。天皇の伝統では、たとえ、一時期女性天皇が有ったにせよ、男系に限られていた。伝統を否定して、見せ掛けの伝統を継続するのは良くない。

皇太子に側室を:
 日本の伝統では、天皇に限らず大名であっても、男子がない場合、最初にすることは側室を娶ることだった。皇室典範でも、皇位継承者が嫡出子である必要はないし、皇太子の年齢から考えた場合、生殖行為は十分に可能だろう。

天皇公選制を:
 もし、伝統を破るのならば、目前の見せ掛けではなく、いっそのこと、天皇公選制にしたらどうだろう。人格優れた人が、名誉職として、任期制のの天皇を務めればよい。公選である以上、国民の支持は自明であるし、国民が求めれば、皇族の誰かを選挙すればよい。

 現状でも、皇太子妃の精神的負担は大きい。もし、女性天皇だったら、天皇としての公務と、皇位継承者を産む母親としての役割の両方の負担を強いられることになる。日本社会は、一人の人間に、これほどの負担を強いなくてはならないほど、愚かではないだろう。

 皇位継承の問題は、日本国全体の問題です。まだ幼い愛子内親王に、重責をすべて押し付けようとする態度に、どうしても賛成できないのです。

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