東京裁判2005年11月12日

11月12日にちなんで、東京裁判(極東国際軍事裁判)の刑の宣告について書きます。

 1948年11月12日、東京裁判で25人の被告全員に対して刑の宣告が言い渡されました。
 11月4日から始まった判決の言い渡しも、12日に最終日を迎えました。この日、前日に読み残した「第八章 通例の戦争犯罪」から読み始め、さらに「第九章 起訴状の訴因についての認定」が読み終わると、いよいよ、荒木被告からアルファベット順に、被告25人に対して、訴因ごとの有罪・無罪の判定が読み下されました。何人かには無罪の判定が下る事を期待するものもあった中、全員が有罪の判定でした。その後15分の休息ののち、一人一人を呼び出して刑の宣告が言い渡されました。絞首刑7名、終身刑16名、有期刑2名と、重い刑でした。
 しかし、甚大な侵略被害を考えると、あまりにも軽い処罰でした。25名のために、アジアは史上最悪の侵略被害にさらされてしまったのでしょうか。
 東京裁判では天皇裕仁が刑事被告人になる事はありませんでした。米国は日本支配のため、裕仁には利用価値があると考えたからに、ほかなりません。しかし、裕仁ナシに、侵略を推し進める事が出来たわけではありませんでした。裕仁の犯罪を裁く事なく終わってしまったことは、重大な不備でした。

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