東京裁判-天皇誕生日 ― 2005年12月23日
今日、12月23日は天皇誕生日です。昭和時代は、皇太子誕生日でした。
1948年11月に、東京裁判で死刑判決が下った、東條英機・廣田弘毅ら7人に対して、12月23日、巣鴨刑務所で絞首刑が執行されました。皇太子誕生日を意識して行われた死刑執行でした。
東京裁判は、戦争の勝者が、敗者を裁いた、報復裁判の面が有ったことは否定できません。死刑の執行日に皇太子誕生日を選んだことは、日本国に対する、アメリカの報復意図を明確に示しています。
しかし、裁判と言うのは、絶対的に強大の権力を持っている国家が、国民を裁くもので、権力のあるものが、権力のないものに、刑を科す行為です。量刑においても、遺族感情が考慮される場合があるので、刑の執行には、もともと報復意図を含んでいることがあるものです。東京裁判に報復裁判の面があったことは、特に珍しいことではないでしょう。
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