ルーツ(日本人って?)2006年12月30日



私の苗字は『金井』です。

 先日、西上州の御荷鉾(ミカボ)山ハイキングをしました。車で頂上直下まで行けるので、歩行は2時間半の軽いハイキングでした。
 西上州には変わった地名があります。御荷鉾(ミカボ)山、赤久縄(アカグナ)山、オドケ山など。また、このあたりは多胡郡になりますが、『多胡』とは『外国人が多い』という意味です。また、山の北側は、甘楽(カンラ)郡になります。『甘楽』は『韓』あるいは『加羅』の意味でしょう。いずれも朝鮮を表します。ミカボ、アカグナ、オドケも朝鮮語から来ているのかも知れません。
 甘楽にもその隣の藤岡にも『金井』という地名が有ります。写真は、藤岡の金井交差点。『金井』は朝鮮人のキムからきているのでしょうか。
 甘楽の金井は、ちょっと変わった地形で、大きい川が合流している中央に、小さな川が流れ込んでいます。この川を三途川と言います。小さい川なのに、一級河川です。良く氾濫したらしい。埼玉県高麗川の巾着田は、かつて朝鮮系渡来人が開いた水田だったそうで、複雑な水流を利用した稲作が行われていたそうです。甘楽の金井も、朝鮮人が複雑な水流を利用して、水田を開いていたのかも知れません。

 私の先祖は、甘楽の金井出身らしい。ただし、戦国時代には既に甘楽には住んでいませんので、もし、朝鮮からわたってきたとしても、それよりもだいぶ昔ということになります。高麗川の巾着田には、1200年程前に朝鮮から渡来人がやってきたとの話があるので、甘楽の金井も、その頃かも知れません。

 最近、国内外の右傾化の影響で、朝鮮人を蔑視する論調を張る人たちがいます。近隣との不仲は、世の常なので、隣国を蔑視するような言動はそれほど珍しいことではありません。しかし、『朝鮮人は民族的に劣っている』と言うような言動をする人たちの知識はかなり劣っていると断言せざるを得ません。日本人の中には、そのルーツをたどれば、朝鮮人だったり、中国人だったりすることが多いでしょう。朝鮮系の血が全く流れていない人など、存在しないかもしれません。

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