国立ロシア美術館展2007年06月11日

 (掲示板に投稿した記事です)
 国立ロシア美術館展を見ました。19世紀後半から20世紀初頭にかけてのロシア絵画です。(彫刻なども少しあった。)ロシア絵画は、20世紀に起こったロシア・アバンギャルド、革命後の社会主義リアリズムも有名ですが、これらは今回の展示に含まれていません。
 目に付いた作品は、海洋画家アイワゾフスキーの大作3点、クラムスコイの小品「ユダヤの少年」、マコフスキーの「受刑者」、などなど。アイワゾフスキーは「第九の怒涛」が有名で、これは日本に何回か来ているので、見たことのある人も多いと思いますが、今回は、別な作品でした。光を捉える技量がすごい。
 クラムスコイの小品は、気にしなければ、見過ごしてしまうようなものですが、少年の表情が心の内面を表しているようです。クラムスコイは、心を描くのがうまいですね。図録を買ってきたけれど、写真では、それほどたいした作品には感じられません。
 19世紀、特に後半のロシア絵画は、民衆を美として、とらえているようです。来るべき革命の前段階だったのでしょうか。
 ロシア・アバンギャルド、社会主義リアリズムも見たかったけれど。それなりに、楽しめました。

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