ホザキノミミカキグサ ― 2008年09月23日
9月23日、千葉県山武市・東金市にまたがる「成東・東金食虫植物群落」へ行きました。ここは、「モウセンゴケ」「ミミカキグサ」など、食虫植物6種以上自生している湿原です。どれも、小さく地味な植物で、どこにあるのか知らないと見つけることは困難です。幸い、植物があるところには、立て札が立ててあります。
写真は「ホザキノミミカキグサ」。タヌキモ科の食虫植物で、それほど湿っていない湿原に生育するそうですが、前日の雨の影響で、ずいぶんと水の多い場所にありました。花の大きさは3mm程度と小さく、撮影しにくい場所に咲いているので、見栄えのする写真を撮るのは困難です。
ホザキノミミカキグサは泥の中に1mmほどの小さな袋状の罠を持っていて、これで小型の動物プランクトンを捕まえ消化・吸収します。捕虫器官は見えないところにあるので、食虫植物の雰囲気は感じられません。開花期は6月から9月頃です。ほとんど花も終わりで、咲いているものは極僅かでした。