麻生サハリン訪問2009年02月17日

オハ油田
 18日は麻生サハリン訪問。首脳会談は州都ユジノサハリンスク(旧:豊原)です。
 今回の訪問の目的は何だろう。メドベージェフは麻生に何をプレゼントするのだろう。また、何を求めているのだろう。サハリンは石油が取れるので、経済と直結しています。

 写真は、シベリア出兵の結果、日本がソ連から取った北樺太石油利権関連施設(オハ油田)から昭和7年8月に差し出された手紙。手紙の文面は、労働者が再雇用を求める内容です。

お知らせ(ホームページ記述の修正)2009年02月26日

『やさしい北方領土のはなし』のページを公開しています。多くの閲覧をいただきありがとうございます。
http://www.ne.jp/asahi/cccp/camera/HoppouRyoudo/Yasashii.htm

この中の『北方領土に日本人は住んでいるの?』では、これまで『北方領土には日本人は住んでいないそうです』と書いていました。しかし、エトロフ島のギドロストロイ社に技術指導として働いている日本人の存在が知られており、この人たちが、短期的ではあるにしても、北方領土に居住している可能性が高いので、記述を次のように修正しました。

『日本政府は国民に「北方領土に行くな」と、さしずしているので、北方領土には、日本人は一人も住んでいないことになっています。しかし、北方領土にあるロシアの会社で、日本人が働いていることがあるので、こういう人たちが、北方領土に住んでいることがあるはずですが、くわしいことはわかりません。』

お知らせ(ホームページ記述の修正)2009年02月27日

『やさしい北方領土のはなし』のページを公開しています。多くの閲覧をいただきありがとうございます。
http://www.ne.jp/asahi/cccp/camera/HoppouRyoudo/Yasashii.htm

 このページは、小学生でも理解できるように、やさしい記述を心がけています。

 日本では、毎年2月7日を北方領土の日と称していますが、これは、幕末に日露和親条約が締結されたことにちなんでいます。日露和親条約は平和裏に締結されたとの主張が日本では為されていますが、先住者たるアイヌの人たちの視点が欠落しています。しかし、条約締結時に、アイヌの反発は全く有りませんでした。このため、アイヌの視点を無視して、平和裏であることがことさらに強調されます。
 アイヌの反発が無かった理由を理解するためには、当時置かれていたアイヌの状況を理解する必要があります。しかし、これまでの『やさしい北方領土のはなし』の説明は、単に「いじめられたので怖くて逆らえなかった」と書いており、ただしい記述では有りませんでした。今回、以下の記述としました。
 クナシリ・メナシの戦いのあと、アイヌは日本人が、こわくてさからえなくなりました。アイヌの男は、昼も夜も奴隷のようにこき使われ、アイヌの女はもっとひどいことを日本人の男にされました。この結果、アイヌの人数はずいぶん少なくなってしまいました。
 日本へ反発できなくなった大きな理由に人口減少がありますが、その大きな原因は、女達が日本人の慰み者にされたこと、性病を含む伝染病を移されたこと、生活基盤を失わされたこと、などがあげられます。子供達がこのことを正しく理解できるためには、どのような記述が良いのか、名案がありません。訂正後も不十分な記述なので、今後うまい記述が思いついたら再訂正します。
 また、ある程度詳しいことが分るように、以下の注記をしました。注記の代わりに、マンガで書けば子供でも理解しやすいとは思いますが、猟奇的SMマンガになってしまいそうで、これもうまくありません。
  クナシリ・メナシの戦いの後、この地域のアイヌに対する弾圧は苛烈を極め、人口は急激に減少した。幕末に数度の蝦夷地探検した松浦武四郎は、当時、既にクナシリのアイヌは激減しており、労働力不足のため、道東アイヌをクナシリに強制的に送っていたこと、および、クナシリ送りは地獄行きのように恐れられていたことを報告している。
 さらに、松浦武四郎によると、夫婦は、仲を引き裂かれ、男だけクナシリ送りとなり、そこで昼夜の別なく奴隷労働に使役され、故郷に帰ることが許されるころには既に老人となっており、子供を残すことができなくなった。また、女は、和人の慰み者にされ、嫌がるものは、寒中戸外に放置するなどの制裁を加え、さらに、妊娠したものには、唐辛子汁を飲ませる等で堕胎させられることにより、子供を残せない体にされた。さらに、和人に性病を移されることなども手伝い、クナシリ・メナシ地方のアイヌ人口は激減した。

* * * * * *

<< 2009/02 >>
01 02 03 04 05 06 07
08 09 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

RSS