センター試験2010年01月20日

1月15,16日はセンター試験でした。受験生諸君はどうだったでしょう。

今日の昼休み、数学の試験問題を一部解いてみました。

 数1・Aの問1の(1)は初歩的な問題。これが出来ないと困る。(2)は毎年出題される必要・十分条件の問題。いくつか例示して、必要・十分条件を集合の包含関係に置き換えれば、容易です。「必要・十分」の用語は、数学と日常言語とでちょっと異なっていて、間違える恐れがあるので、集合の包含関係として理解すると容易です。
 数1・Aの問2は毎年出題される2次関数の問題です。ちょっとひねった所が有ったので、数学が苦手な受験生には辛かったかも知れません。
 数1・Aの問3は三角関数と平面図形の問題です。例年だと、三角形の外接円関連で、正弦定理と余弦定理なのに、今年は内接円でした。予想外の問題なので、ちょっと驚き。自分が予備校の講師だったら、頭を抱えてしまう。問題自体は落ち着いて考えればそれほど難しくは無いけれど、文系の受験生には辛いと思います。
 数1・Aの問4は場合の数と確率の基本的な問題。正答率は高かったと思います。
 ということで、例年と比べ、問1,4は若干易しかったけれど、問2,3は若干難しく、特に問3は山を張って勉強した受験生には辛かったでしょう。

 数2・Bの問1は(1)(2)共に、易しい問題。対数と三角関数の定義を理解していれば、数学が苦手でも、順番に解いてゆけば出来るような誘導になっています。
 数2・Bの問2は3次多項式の微分の問題。理系の受験生ならば容易だったと思います。文系だとどうだろう。
 数2・Bの問3~問6は選択問題です。問3は数列の問題。一般項の式を求めさせるところが、ウジャウジャ、誘導になっていて、マダラッコシイ。誘導が無くても、簡単な問題です。

 数2・Bの問4~問6は、昼休みが終わったので、見ていません。

 例年並の難易度だけれど、強いて言うと、数1・Aは例年より難かしく、数2・Bは易しかったと思います。  

 一部の私立大学では、センター試験の成績だけで、合格させるところがあるそうです。数学の学力を判定するには、問題が、ちょっと、易し過ぎる感じがします。

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