旧帝大(理系)+1の数学入試問題2010年03月02日

旧帝大(理系)と東工大の2010年数学入試問題を解きました(一部解いていないもの、出来なかったものがある)。
解いた感想として、難易度を比較すると、次のようになっています。ただし、得意・苦手の分野があるので、難易度の順位は人によって異なると思います。

1 東北大
2 東大・京大(この中で強いて比較すると、東京)
3 東工大、北大(この中で強いて比較すると、工北)
4 名大、阪大、九大(この中で強いて比較すると、阪九名)


今年の有名大学入試問題はこちらに掲載されています。
http://nyushi.yomiuri.co.jp/

密漁2010年03月04日

羅臼漁協所属の漁船が、1月下旬に、ロシア警備隊に銃撃された事件に関連して、釧路簡裁は罰金10~20万円の略式命令を出した、そうです。

起訴状によると、2人は今年1月29日、常時作動が義務づけられている「衛星通信漁船管理システム」(VMS)の電源を切断。操業が認められていない「規則ライン」を越えた北方領土・国後島沖の3カイリ内で固定式刺し網漁業を行い、スケトウダラなど計約2015キロを密漁した。
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100304hog00m040002000c.html

この事件の注目点は、『密漁』が有罪理由の一つとされていることです。

 1966年8月21日、北島丸は、クナシリ沖に於いて、ホタテの密漁をしたため、日本の警備当局に逮捕されました。この1審判決が、1968年3月29日、釧路地裁で言い渡されています。現実に統治権の及ばない南千島海域での行為は、日本の法律を適用できないとの判断で、被告全員に対して無罪判決が言い渡されました。
 北島丸事件は、その後、札幌高裁の控訴審で、「漁業法は資源保護の立場から無許可の操業を禁じており、わが国の統治する海域に限られるべきではない」との理由で、逆転有罪となり、この判決が確定しています。

 また、昭和46年4月22日の第二北島丸事件の最高裁判決では、『日本国民が・・・わが国領海および公海と連接して一体をなす外国の領海においてした本件規則三六条に違反する行為をも処罰する必要のあることは、いうをまたないところ』とし、北方領土近海での密漁を日本の法で処罰できるとの判断を示しています。


北方領土問題の説明はこちらをご覧ください
http://www.ne.jp/asahi/cccp/camera/HoppouRyoudo/index.htm

羅臼漁協ぐるみの密漁2010年03月07日

今年1月末に、羅臼漁協所属の密漁犯罪船が、クナシリ沖でロシア警備当局から銃撃を受けた、事件がありました。密漁犯はすでに有罪が確定しているようです。

この犯罪に関連して、高橋はるみ・北海道知事は3月6日、僚船17隻のうち多数の漁船が、操業位置を示す衛星通信漁船管理システム(VMS)の電源を意図的に切って操業していたことを明らかにしたそうです。これは、国内法(北海道海面漁業調整規則)違反の犯罪です。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100307ddm041040123000c.html

結局、羅臼漁業ぐるみの犯罪だったようです。

最初に、銃撃を受けたとの報道があったときは、一部の不良漁民による密漁だと推察したけれど、多くの漁民は日本の法を守っているものと思っていました。多数の漁船が不法操業だったのですねー。なんだか情けなくなります。

ホームページ更新2010年03月21日

久しぶりにホームページにレンズの説明を追記しました。
 ウクライナArsenal製のARSAT N 50mmF1.4です。
 http://cccpcamera.photo-web.cc/RussianCamera/Lens/ARSAT50/Arsat50.htm
 明るい標準レンズです。日本でも、マニュアルカメラの時代はこの程度の明るいレンズは当たり前だったのに、AFやズーム全盛時代になってからは、明るいレンズの需要がなくなってしまったようです。

 また、北方領土問題の説明のところに、日ロ関係の歴史の解説の一環として、長崎稲佐の写真を掲載しました。もちろん、現在の写真です。
 http://www.ne.jp/asahi/cccp/camera/HoppouRyoudo/Naiyou/Inasa/index.htm
 ロシア・ウラジオストックは冬季凍結するので、かつて、ロシア海軍軍人は冬季に、長崎の稲佐に滞在していましたが、将校は通常、日本人少女を現地妻として囲い、水兵はロシア人専用遊郭を使っていました。道永エイは、はじめは自身が現地妻をしていたのですが、そのうち、ロシア人将校に少女を斡旋するようになり、ホテルを経営するまでにいたっています。
 現在、稲佐には道永エイを顕彰する碑が立てられています。また、皇太子ニコライが来日したとき、稲佐遊びを取り仕切ったのも道永エイです。本人が直接相手をしたとの説と、そうではないとの説があります。当時、道永エイは31才だったので、もし、本人が相手をしたのだとすると、ニコライは年増好きだったのでしょうか。
 稲佐のロシア人遊郭は、遊女に性病検査をした最初の地です。その後全国に広まり、戦後、売春防止法が成立するまで広く行われました。稲佐は、性風俗史上重要な地で、ロシアとの関係で生まれたものです。このため、多少その点を詳しく書きたい気もするのですが、猥褻文章になったり、少女売春の勧めのようになってしまいそうで、今のところ何も書いていません。

竹島問題2010年03月25日

明日は3月26日。1945年3月26日は硫黄島司令官・栗林忠道が戦死して、玉砕した日です。

 で、そういうことは関係なく、栗林忠道の孫である新藤義孝衆議院議員(自民)は、明日の衆議院外務委員会で質問に立つ予定です。質問内容は「刑事共助条約・刑事共助協定、受刑者移送条約について」「竹島問題について」だそうです。
 
 かつて、日本政府は、竹島が日本の領土であるとの根拠に、「伯耆藩、鳥取県でありますが、大谷、村川という両家が、現在の竹島を幕府からかつて拝領をしたという記録もございます(平成14年11月15日米田副大臣)」との、説明をしていました。
 これ、政府・外務省の正式な説明なのですが、「伯耆藩」って、日本に存在しないのです。大谷、村川両家のホラフキ文書か何かにそう書いてあるのですが、大谷、村川氏の先祖は、余り学が無かったので、鳥取藩あるいは伯耆国と書くべきところを間違えたのでしょう。
 日本の説明のミスを、研究者が指摘するようになると、さすがに政府も「伯耆藩」とは言わなくなります。平成18年5月31日に新藤義孝衆議院議員は、竹島問題を質問したけれど、梅田政府参考人は「伯耆の国、現在の鳥取県の一部でございますけれども、・・・」と「伯耆の国」と説明しています。ところが、新藤義孝衆議院議員は、自身のホームページに、このときの質問の報告として「江戸時代の初期(1618年)、伯耆藩(鳥取)の町人が幕府から鬱陵島への渡海免許を受け、・・・」って書いてるんですよ。困ったものだ。
http://www.shindo.gr.jp/2006/06/post-53.php

 3月26日に竹島問題を質問するそうだけど、恥ずかしいこと言わないといいなー。

竹島は韓国の不法占拠か2010年03月29日

 先日2010年3月26日に、衆議院外務委員会で自民党の新藤義孝議員が、「竹島は韓国が不法占拠しているのか」と質問したところ、岡田外務大臣は、「日本の領土であるが実効支配にいたっていない」と答えて、「不法占拠」ということを拒否していました。
 再三に渡って、新藤議員が「不法占拠」と言う事を求めたのに対して、岡田外相は「不法占拠」ということを拒否していました。

 新藤義孝衆議員は硫黄島玉砕司令官・栗林の孫で、3月26日は命日でした。委員会のやり取りは、以下で見ることが出来ます。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

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