実効支配 ― 2010年06月01日
日本は北方領土の領有を主張しいているけれど、現実には、ロシアが実効支配しています。ロシアが長期間実効支配を続けている島々を、日本のものだといっても、国際的に通用しなくなるので、日本政府としては、ロシアが実効支配している現実を認めていません。
今年、2回目の北方領土ビザなし交流が終わり、5月31日に交流団が帰国しました。5月中旬に行われた第一回ビザなし交流では、船長がロシア側の入港申請書に記入・署名したので、ロシアの実効支配を日本が認めることになるとして、今回のビザなし交流では、日本政府作成の書類を提出することで、収まったそうです。
ただし、今後もこの方法で大丈夫なのかどうか不透明です。
日本政府は北方領土をロシアが実効支配している事実を認めないので、大臣や官僚が「ロシアが実効支配している」と発言することは、めったにありません。ところが、先日の産経新聞によると、岡田外相は「(北方4島を)実効支配しているのはロシアだ」と述べたと伝えています。新聞報道が事実ならば、ちょっと不用意な発言です。
今年、2回目の北方領土ビザなし交流が終わり、5月31日に交流団が帰国しました。5月中旬に行われた第一回ビザなし交流では、船長がロシア側の入港申請書に記入・署名したので、ロシアの実効支配を日本が認めることになるとして、今回のビザなし交流では、日本政府作成の書類を提出することで、収まったそうです。
ただし、今後もこの方法で大丈夫なのかどうか不透明です。
日本政府は北方領土をロシアが実効支配している事実を認めないので、大臣や官僚が「ロシアが実効支配している」と発言することは、めったにありません。ところが、先日の産経新聞によると、岡田外相は「(北方4島を)実効支配しているのはロシアだ」と述べたと伝えています。新聞報道が事実ならば、ちょっと不用意な発言です。
岡田外相、ビザなし交流の取材制限取り下げず 「露が実効支配しているから」
産経ニュース 2010.5.14 22:05
岡田克也外相は14日の記者会見で、同日からの北方領土のビザなし交流をめぐり、外務省が同行記者に動画撮影の自粛を要請している問題について、「(北方4島を)実効支配しているのはロシアだ。自由な取材活動を行った結果、4島交流そのものが妨げられるのは避けるべきだ」と述べ、要請を取り下げない考えを示した。岡田氏は「4島交流の枠組み上、同行記者の取材活動は認められていない。ロシア側は動画の撮影を問題視しており、不測の事態回避のため判断した」と述べた。
北朝鮮と南韓国 -どちらの言い分も??? ― 2010年06月02日
南韓国艦沈没事件では、魚雷の残骸に、青マジックインキでハングル文字が書かれていることが、北朝鮮犯人説の最大の根拠のようです。インクの染料や溶剤を分析すれば、どこで作られたフエルトペンなのか、かなりのことが分かるはずです。それなのに、分析の結果が報道されていない。
魚雷は爆発すると高温になって、フエルトペンのインクは蒸発してしまうとの指摘もあります。魚雷の構造が分かっているのだから、爆発時にどの程度の温度になるか分かるはずで、インクの成分が分かれば、どの程度残留して、どのような色に変色するのか、推定できるはずです。インクの成分の分析はしたのだろうか。
5月20日の朝鮮日報には、以下のように書かれていました。『軍では、今回発見された魚雷の「1番」と、7年前に回収した北朝鮮の軽魚雷の「4番」に使われたインクの成分分析に着手した。』
一番と書かれたハングルの表記にも疑問が出されており、南韓国ではこれにも反論しているのですが、どうもねー。たとえば、朝鮮日報の報道では、次のようになっています。産経も同様な記事があります。
『北朝鮮国防委員会は、記者会見で「北では光明星1号など、号という表現を使う。番という表現は使わない」「番という表現は運動選手にだけ使う」と主張した。だが、朝鮮労働党中央委員会の機関紙である労働新聞を見ると、「強盛大国へ向かって走る1番急行列車」「朝を呼んでくる1番扇動員」など、「番」を広く使っている。』http://www.chosunonline.com/news/20100531000043
「1番急行列車」「1番扇動員」は競争の着順のことだから、スポーツの順番を転用した表現であることは明らかでしょう。小学生のころ、テストで成績が良かった子が「おれ、1等賞だぞ」ということは珍しくありませんが、だからと言って、工業製品の内部に「1等賞」とは書きません。
朝鮮日報の記事は、南韓国の主張を一方的に怒鳴りたてているに過ぎないように感じます。
また、6月1日の朝鮮日報社説には、おかしなことが書かれています。
『尹団長は、「天安の船体から酸化アルミニウムとみられる白い吸着物が検出されたが、魚雷の残骸からも同じ成分が検出された」という科学的な根拠を提示した。』
最低の科学知識もないような人ならば、このような宣伝でも十分なのかもしれません。軍艦の船体から酸化アルミニウムが検出されたとしても、船にもともとあったアルミニウムが酸化したものなのかどうか、不明です。いくら、南韓国の軍艦だって、アルミ鍋ぐらいあるでしょう。酸化アルミ二ウムがあっても、アルミ二ウムの出所は分からないでしょう。
アルミニウムと違って、インクの分析をすれば、染料や溶剤が異なるので、かなりのことが分かるはずです。
魚雷は爆発すると高温になって、フエルトペンのインクは蒸発してしまうとの指摘もあります。魚雷の構造が分かっているのだから、爆発時にどの程度の温度になるか分かるはずで、インクの成分が分かれば、どの程度残留して、どのような色に変色するのか、推定できるはずです。インクの成分の分析はしたのだろうか。
5月20日の朝鮮日報には、以下のように書かれていました。『軍では、今回発見された魚雷の「1番」と、7年前に回収した北朝鮮の軽魚雷の「4番」に使われたインクの成分分析に着手した。』
一番と書かれたハングルの表記にも疑問が出されており、南韓国ではこれにも反論しているのですが、どうもねー。たとえば、朝鮮日報の報道では、次のようになっています。産経も同様な記事があります。
『北朝鮮国防委員会は、記者会見で「北では光明星1号など、号という表現を使う。番という表現は使わない」「番という表現は運動選手にだけ使う」と主張した。だが、朝鮮労働党中央委員会の機関紙である労働新聞を見ると、「強盛大国へ向かって走る1番急行列車」「朝を呼んでくる1番扇動員」など、「番」を広く使っている。』http://www.chosunonline.com/news/20100531000043
「1番急行列車」「1番扇動員」は競争の着順のことだから、スポーツの順番を転用した表現であることは明らかでしょう。小学生のころ、テストで成績が良かった子が「おれ、1等賞だぞ」ということは珍しくありませんが、だからと言って、工業製品の内部に「1等賞」とは書きません。
朝鮮日報の記事は、南韓国の主張を一方的に怒鳴りたてているに過ぎないように感じます。
また、6月1日の朝鮮日報社説には、おかしなことが書かれています。
『尹団長は、「天安の船体から酸化アルミニウムとみられる白い吸着物が検出されたが、魚雷の残骸からも同じ成分が検出された」という科学的な根拠を提示した。』
最低の科学知識もないような人ならば、このような宣伝でも十分なのかもしれません。軍艦の船体から酸化アルミニウムが検出されたとしても、船にもともとあったアルミニウムが酸化したものなのかどうか、不明です。いくら、南韓国の軍艦だって、アルミ鍋ぐらいあるでしょう。酸化アルミ二ウムがあっても、アルミ二ウムの出所は分からないでしょう。
アルミニウムと違って、インクの分析をすれば、染料や溶剤が異なるので、かなりのことが分かるはずです。
鳩山政権交代 ― 2010年06月03日
鳩山先生、わずか8カ月で辞職しました。
1956年、鳩山一郎総理のもとで日ソ共同宣言が締結されて、法的に日ソ間の戦争が終結し、国交回復が成ったので、8か月前に鳩山政権が誕生した時、北方領土問題が現実的方向で進展するのではないかと期待する向きもありましたが、何の成果もなく鳩山政権は終了しました。
鳩山政権終了の最大原因は、沖縄普天間基地の移設問題です。普天間基地は、世界一危ない基地と言われていますが、以前には沖縄には、普天間のほかに県道104号越え実弾演習の問題がありました。県道104号越え実弾演習は、当時、北海道沖縄開発庁長官だった鈴木宗男が、自分の選挙区である矢臼別などに訓練場を移すことで解決しました。沖縄の平和のために尽力して実際に大きな成果を出した政治家は『鈴木宗男』なのです。
鳩山政権では普天間を完全に沖縄県外に移設することには失敗したけれど、騒音の激しい訓練を徳之島などの他地区に分散移転させることで、沖縄の負担の軽減を図ったものでした。自民党は14年かけて、100%沖縄に普天間を負担させる案を作ったけれど、鳩山先生はわずか8カ月で、沖縄の負担を大きく削減する案を策定したものです。しかし、100%負担低減にはならなかったので、地元はこれを受け入れなかった。
沖縄はこれからどうするのだろう。自民党案に戻って普天間の負担を100%辺野古に移すのだろうか。鳩山案を受け入れるのだろうか。それとも普天間をこのまま世界一危険な基地として残すのだろうか。
沖縄の人たちはこぞって「鳩山案に幻滅した」「期待を裏切られた」などと発言していました。確かに鳩山先生は、普天間の負担を100%沖縄県外に移設すると言いましたが、50%ぐらいしか移設できませんでした。でも、100%負担軽減と言ったから、50%軽減案を作ることができたので、絶対出来る案を言わなくてはならないのだとしたら、沖縄の負担は未来永劫削減されることはありません。米軍基地は外交問題なのだから100%こちらの言い分が通るということはあり得ないのです。
東工大:
大岡山駅を降りると目の前に東工大正門があります。左に曲がってまっすぐ進むと、古くてぼろい5階建ての殺風景な建物、南棟があります。
鳩山先生は、東工大助手時代、経営工学科に所属して、研究室は南棟3Fにありました。
次期総理大臣は菅直人さんかなー。菅さんは、学生時代、東工大理学部応用物理学科に在籍しており、研究室は南棟4Fの西側でした。菅さんが所属していた研究室は化学系で教授は光ルミネッセンスのようなことを研究していましたが(違うかもしれない)、菅さんによると、彼の学生時代は学生運動が盛んな時で、東工大正門にはバリケードが築かれ、あまり大学で勉強していたというものではなかったそうです。
1956年、鳩山一郎総理のもとで日ソ共同宣言が締結されて、法的に日ソ間の戦争が終結し、国交回復が成ったので、8か月前に鳩山政権が誕生した時、北方領土問題が現実的方向で進展するのではないかと期待する向きもありましたが、何の成果もなく鳩山政権は終了しました。
鳩山政権終了の最大原因は、沖縄普天間基地の移設問題です。普天間基地は、世界一危ない基地と言われていますが、以前には沖縄には、普天間のほかに県道104号越え実弾演習の問題がありました。県道104号越え実弾演習は、当時、北海道沖縄開発庁長官だった鈴木宗男が、自分の選挙区である矢臼別などに訓練場を移すことで解決しました。沖縄の平和のために尽力して実際に大きな成果を出した政治家は『鈴木宗男』なのです。
鳩山政権では普天間を完全に沖縄県外に移設することには失敗したけれど、騒音の激しい訓練を徳之島などの他地区に分散移転させることで、沖縄の負担の軽減を図ったものでした。自民党は14年かけて、100%沖縄に普天間を負担させる案を作ったけれど、鳩山先生はわずか8カ月で、沖縄の負担を大きく削減する案を策定したものです。しかし、100%負担低減にはならなかったので、地元はこれを受け入れなかった。
沖縄はこれからどうするのだろう。自民党案に戻って普天間の負担を100%辺野古に移すのだろうか。鳩山案を受け入れるのだろうか。それとも普天間をこのまま世界一危険な基地として残すのだろうか。
沖縄の人たちはこぞって「鳩山案に幻滅した」「期待を裏切られた」などと発言していました。確かに鳩山先生は、普天間の負担を100%沖縄県外に移設すると言いましたが、50%ぐらいしか移設できませんでした。でも、100%負担軽減と言ったから、50%軽減案を作ることができたので、絶対出来る案を言わなくてはならないのだとしたら、沖縄の負担は未来永劫削減されることはありません。米軍基地は外交問題なのだから100%こちらの言い分が通るということはあり得ないのです。
東工大:
大岡山駅を降りると目の前に東工大正門があります。左に曲がってまっすぐ進むと、古くてぼろい5階建ての殺風景な建物、南棟があります。
鳩山先生は、東工大助手時代、経営工学科に所属して、研究室は南棟3Fにありました。
次期総理大臣は菅直人さんかなー。菅さんは、学生時代、東工大理学部応用物理学科に在籍しており、研究室は南棟4Fの西側でした。菅さんが所属していた研究室は化学系で教授は光ルミネッセンスのようなことを研究していましたが(違うかもしれない)、菅さんによると、彼の学生時代は学生運動が盛んな時で、東工大正門にはバリケードが築かれ、あまり大学で勉強していたというものではなかったそうです。
南韓国問題 ― 2010年06月04日
今日は南韓国で統一地方選挙があり、与党ハンナラ党が敗北しました。
これまで、南韓国では大きな選挙が近づくと、南北関係を緊張させる事件が起き、それが選挙結果に影響を与えると言われてきました(http://mainichi.jp/select/world/news/20100604k0000m030086000c.html)。
今回も、選挙前に南韓国の軍艦が沈没し、その原因は北朝鮮の魚雷攻撃であるとの見解を南韓国政府は発表しています。しかし、李政権の強引な国政運営に対する国民の反発があり、北朝鮮非難の宣伝だけでは十分に支持を回復できませんでした。
ロシアのラブロフ外相が中国を訪問しています。
中露両国は、南韓国軍艦の沈没をめぐって、「北朝鮮による犯行」と断定する米韓などの報告を認めていません。今回の訪問では、国連安保理での両国の対応の調整がなされるようです。(http://japanese.ruvr.ru/2010/06/03/9000610.html)
これまで、南韓国では大きな選挙が近づくと、南北関係を緊張させる事件が起き、それが選挙結果に影響を与えると言われてきました(http://mainichi.jp/select/world/news/20100604k0000m030086000c.html)。
今回も、選挙前に南韓国の軍艦が沈没し、その原因は北朝鮮の魚雷攻撃であるとの見解を南韓国政府は発表しています。しかし、李政権の強引な国政運営に対する国民の反発があり、北朝鮮非難の宣伝だけでは十分に支持を回復できませんでした。
ロシアのラブロフ外相が中国を訪問しています。
中露両国は、南韓国軍艦の沈没をめぐって、「北朝鮮による犯行」と断定する米韓などの報告を認めていません。今回の訪問では、国連安保理での両国の対応の調整がなされるようです。(http://japanese.ruvr.ru/2010/06/03/9000610.html)
南韓国艦沈没事件 ― 2010年06月07日
哨戒艦沈没事件は北朝鮮の魚雷攻撃だと断定して非難を続けている南韓国政府は、先日、国連安保理に対して、協議要請の手続きを行いました。
アメリカは南韓国の主張を完全に支持していますが、中国とロシアは慎重な態度をとっています。
Voice of Russiaによると、ロシアは南韓国政府の説明を信用していないようです。
「天安を沈めたとされる魚雷の残骸も大問題だ。船を真っ二つにした魚雷のボディ部分はほとんど何にも触れていないようだし、部品の一部も完全に無事なのだから。」
「南北間で幾度となく武力衝突が起きた現場海域では、非常に多くの魚雷が沈んでいる。うちひとつが爆発し、海底に沈み、発見されたということもありえるのだ。だから北朝鮮は米韓による挑発行為ということが出来る。(ベトナム戦争勃発の契機となった)トンキン湾事件でも米国は同様の手口を使っており、北の主張には一定の根拠がある。」
http://japanese.ruvr.ru/2010/06/06/9196226.html
アメリカは南韓国の主張を完全に支持していますが、中国とロシアは慎重な態度をとっています。
Voice of Russiaによると、ロシアは南韓国政府の説明を信用していないようです。
「天安を沈めたとされる魚雷の残骸も大問題だ。船を真っ二つにした魚雷のボディ部分はほとんど何にも触れていないようだし、部品の一部も完全に無事なのだから。」
「南北間で幾度となく武力衝突が起きた現場海域では、非常に多くの魚雷が沈んでいる。うちひとつが爆発し、海底に沈み、発見されたということもありえるのだ。だから北朝鮮は米韓による挑発行為ということが出来る。(ベトナム戦争勃発の契機となった)トンキン湾事件でも米国は同様の手口を使っており、北の主張には一定の根拠がある。」
http://japanese.ruvr.ru/2010/06/06/9196226.html
謎の球体 ― 2010年06月08日
南韓国軍艦沈没事件-北犯行説は納得できない ― 2010年06月09日
3月下旬、南韓国の軍艦が真っ二つになって沈没した事件で、南韓国の調査団は北朝鮮の魚雷攻撃であると断定しました。これに対して、ロシアは4人の軍事専門家からなる独自の調査団を7日まで南韓国に派遣していました。
Voice of Russiaの報道によると、『海軍司令部に近い外交軍事筋が同通信に明らかにしたところによると、専門家らは提供を受けた資料ならびに天安号の損傷の様子を検証した結果、軍民委員会の示す論拠に十分な説得力がないとみなした』そうです。
http://japanese.ruvr.ru/2010/06/08/9357442.html
ところで、6月8日の読売新聞の社説は、どういう意図で書かれたのか不思議です。
『3月26日に黄海で起きた沈没事件の原因について、韓国の軍・民間合同調査団は、「北朝鮮の魚雷攻撃」によるものと断定した。北朝鮮の無謀で危険な体質を改めて想起せざるをえない。…安保理は、この危険性を十分に認識して措置を講じるべきだ。』
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100607-OYT1T00876.htm
南韓国の軍・民調査団が断定したからといって、それが真実でなければ、北朝鮮の体質を想起することは出来ません。南韓国の断定したことが真実とするならば、他に根拠が必要です。
まさか、南韓国政府の断定したことは常に真実だなどと妄想する日本人は、普通いないですよね。南韓国と北朝鮮は戦争中なのだそうです。このため、お互いの発表は、戦争の謀略報道を含んでいると考える必要があります。
Voice of Russiaの報道によると、『海軍司令部に近い外交軍事筋が同通信に明らかにしたところによると、専門家らは提供を受けた資料ならびに天安号の損傷の様子を検証した結果、軍民委員会の示す論拠に十分な説得力がないとみなした』そうです。
http://japanese.ruvr.ru/2010/06/08/9357442.html
ところで、6月8日の読売新聞の社説は、どういう意図で書かれたのか不思議です。
『3月26日に黄海で起きた沈没事件の原因について、韓国の軍・民間合同調査団は、「北朝鮮の魚雷攻撃」によるものと断定した。北朝鮮の無謀で危険な体質を改めて想起せざるをえない。…安保理は、この危険性を十分に認識して措置を講じるべきだ。』
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100607-OYT1T00876.htm
南韓国の軍・民調査団が断定したからといって、それが真実でなければ、北朝鮮の体質を想起することは出来ません。南韓国の断定したことが真実とするならば、他に根拠が必要です。
まさか、南韓国政府の断定したことは常に真実だなどと妄想する日本人は、普通いないですよね。南韓国と北朝鮮は戦争中なのだそうです。このため、お互いの発表は、戦争の謀略報道を含んでいると考える必要があります。
だいぶ暑くなりました ― 2010年06月11日
南韓国軍艦沈没事件-あやしい ― 2010年06月11日
南韓国艦が沈没した事件で、当初、南韓国軍当局は、爆発ではないような発表をしていましたが、5月20日に北朝鮮の魚雷攻撃であると断定した発表に変えられました。最初の発表との矛盾が指摘されるなど、北朝鮮魚雷説の信憑性を疑問とする意見があります。
これに対して、南韓国政府は、軍内部の報告・情報操作の問題であるとして、軍幹部に懲戒などの処分を行うそうです。
東亜日報によると。
『天安艦から午後9時53分に「魚雷攻撃のようだ」という報告を受けたにもかかわらず、上級部隊に報告すらしなかった。』
『天安艦付近を航海していた哨戒艦「束草」が、北上する物体を発見して射撃を加えて「北朝鮮の新型潜水艇と判断される」と報告したが、これを受けた第2艦隊司令部は、合参など上部への報告では「鳥の群れ」と発表するよう情報を操作した。』
『「爆発音を聞いた」という報告を受けたが、この時間を勝手に9時45分に修正し、金泰栄国防部長官には、爆発音の事実を報告しなかった。 』
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=050000&biid=2010061126508
捏造がばれたときの、猿芝居のヘタクソ版に見えるのだけれど。
これに対して、南韓国政府は、軍内部の報告・情報操作の問題であるとして、軍幹部に懲戒などの処分を行うそうです。
東亜日報によると。
『天安艦から午後9時53分に「魚雷攻撃のようだ」という報告を受けたにもかかわらず、上級部隊に報告すらしなかった。』
『天安艦付近を航海していた哨戒艦「束草」が、北上する物体を発見して射撃を加えて「北朝鮮の新型潜水艇と判断される」と報告したが、これを受けた第2艦隊司令部は、合参など上部への報告では「鳥の群れ」と発表するよう情報を操作した。』
『「爆発音を聞いた」という報告を受けたが、この時間を勝手に9時45分に修正し、金泰栄国防部長官には、爆発音の事実を報告しなかった。 』
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=050000&biid=2010061126508
捏造がばれたときの、猿芝居のヘタクソ版に見えるのだけれど。
南韓国は、まともな国と思ってよいのか? ― 2010年06月12日
南韓国の軍艦が沈没した事件で、南韓国政府は北朝鮮の魚雷攻撃が原因であると主張しています。
南韓国の新聞「朝鮮日報」のコラムで、南韓国の軍隊に体質に対して、非常に批判的な記事があります。
誤解なきように追記します。
もともと、南韓国政府の説明には、怪しい点があり、そのまま信じるわけにはいかないと感じていました。事実が少しだけ明らかになると、南韓国の発表は、ますます怪しく感じられます。だからと言って、北朝鮮が真実を語っていると考えて良いはずはありません。
南韓国と北朝鮮は同じ民族で、形式的にはお互いに戦争中なので、同じように疑ってかからないといけない。
南韓国の新聞「朝鮮日報」のコラムで、南韓国の軍隊に体質に対して、非常に批判的な記事があります。
まさに開いた口がふさがらなかった。哨戒艦「天安」沈没事件の監査結果は、今年3月26日に起きた事件に劣らず衝撃的な内容だった。「天安」から第2艦隊司令部、海軍作戦司令部、合同参謀本部、国防部長官、大統領府(青瓦台)へとつながる報告ラインに問題があるという印象はあったが、これほどまでにひどいとは思わなかった。捏造(ねつぞう)報告、隠ぺい報告、虚偽報告、歪曲(わいきょく)報告、遅延報告、飲酒報告…。監査結果には、三流国家の腐敗した軍隊でも想像できないような要素に満ちていた。朝鮮日報の記事は、北朝鮮の魚雷攻撃の事実を南韓国軍隊が隠蔽し、政府に捏造報告をしていたと主張しています。しかし、常識的に考えたら、軍隊の当初報告が真実で、その後の政府発表が捏造なのかもしれない。神聖な国家防衛任務を与えられた軍幹部が『捏造報告、隠ぺい報告、虚偽報告、歪曲報告、遅延報告、飲酒報告』をする国です。どうして、南韓国の政治屋さんの説明が真実だなどと考えられるでしょうか。
これはいったいどこの国の軍隊なのか。
(http://www.chosunonline.com/news/20100612000023)
誤解なきように追記します。
もともと、南韓国政府の説明には、怪しい点があり、そのまま信じるわけにはいかないと感じていました。事実が少しだけ明らかになると、南韓国の発表は、ますます怪しく感じられます。だからと言って、北朝鮮が真実を語っていると考えて良いはずはありません。
南韓国と北朝鮮は同じ民族で、形式的にはお互いに戦争中なので、同じように疑ってかからないといけない。