トムラウシ山遭難考(20)―携帯電話 ― 2010年07月16日
2009年7月16日、トムラウシ山で高齢者ツアー登山の大量遭難事故がありました。あれから、ちょうど一年。
事故当初、現場からは携帯電話が通じるにもかかわらず、救助要請がなされなかったとの報道がありましたが、その後の調べで、携帯電話は通じなかったことが確認されています。
トムラウシ山遭難事故調査特別委員会よる「トムラウシ山遭難事故調査報告書」が、今年の3月初めに作成・公開されている。(http://www.jfmga.com/pdf/tomuraushiyamareport.pdf)
この中に、携帯電話について、信じがたい記述がある。
携帯電話が通じた日があったからと言って、別な日に通じるかと言うと、そういうものでもないでしょう。電波の減衰状況は空気水蒸気量に依存し、遠くまで伝わるかどうかは、水蒸気密度や温度の鉛直方向分布に依存するので、携帯電話の電波状況を見極めることは一般に困難です。
登山では『以前大丈夫だったから今回も大丈夫だろう』との安易な判断が一番いけない。
もし、携帯電話を使うのならば、携帯電話会社に圏内かどうか尋ねる必要があります。
事故を起こしたアミューズトラベルの「トムラウシ山遭難事故調査報告書」の提言を受けての取り組みでは、この点、もう少しまともに検討しています。(http://www.amuse-travel.co.jp/torikumi.htm)
事故当初、現場からは携帯電話が通じるにもかかわらず、救助要請がなされなかったとの報道がありましたが、その後の調べで、携帯電話は通じなかったことが確認されています。
トムラウシ山遭難事故調査特別委員会よる「トムラウシ山遭難事故調査報告書」が、今年の3月初めに作成・公開されている。(http://www.jfmga.com/pdf/tomuraushiyamareport.pdf)
この中に、携帯電話について、信じがたい記述がある。
南沼周辺は広い大地でキャンプ場があり、木造の簡易トイレもある。我々はここから東京へ携帯電話をかけてみたが、明瞭に話すことができた。救助要請はここから可能だったのでは? …
このコースを歩いてみて感じたことは、次のとおりである。…⑤危急時の連絡方法を知っておく必要がある(携帯電話の通じる場所を事前にチェックしておく、など)。(金田正樹・記)(P32,33)
携帯電話が通じた日があったからと言って、別な日に通じるかと言うと、そういうものでもないでしょう。電波の減衰状況は空気水蒸気量に依存し、遠くまで伝わるかどうかは、水蒸気密度や温度の鉛直方向分布に依存するので、携帯電話の電波状況を見極めることは一般に困難です。
登山では『以前大丈夫だったから今回も大丈夫だろう』との安易な判断が一番いけない。
もし、携帯電話を使うのならば、携帯電話会社に圏内かどうか尋ねる必要があります。
事故を起こしたアミューズトラベルの「トムラウシ山遭難事故調査報告書」の提言を受けての取り組みでは、この点、もう少しまともに検討しています。(http://www.amuse-travel.co.jp/torikumi.htm)
テント泊ツアーでは「衛星電話」を携行させ連絡体制を確立し、ラジオを携行させます。でも、こういうことって、本来は、携帯電話会社が啓蒙すべきことです。
・・・
また、ほとんどのツアー登山では、通常数時間~半日程度、携帯電話(衛星電話を含む)が通じないリスクがあることを参加者にご理解いただくように啓蒙して参ります。