ツアー登山の遭難-アキレル2010年08月03日

8月2日、北海道・日高山脈ヌカビラ岳で中高年ツアー登山の遭難がありました。「疲労や増水でツアー客の身動きが取れなくなった」ため、道警のヘリでツアー客8人全員が救助されました。ガイドスタッフ4人は自力下山。

ニュース報道によると、遭難原因は『膝が痛くなったから』のようです。
北海道斜里町の山田雄一さん(63)は「とにかく雨と風が強かった。降りる途中で右足を痛めてしまい、それ以上は降りられなかったので、ガイドと話をして救助を呼ぶことになった」と話しました。(NHKニュース)

登山客は「やっぱり、わたしの両ひざが、関節痛くて歩けない。まったくやっぱり、わたしが歩けない状態だった。」と話した。(FNNニュース)

救助されたツアー登山客の50~60代の男性6人と女性2人は2日午後、医師の診断で、けががないことが確認された。(山陽新聞)
私も、膝が弱いので、登山すると痛くなることがあります。少し力が加わっただけで、刺すように痛む。でも、足を延ばして数時間たつと嘘のように治ります。まれに、翌朝になっても完治しないこともありますが、そういうときは、少し動かして、温めるとほとんど痛みはなくなります。
高齢者の場合は、年齢的なものがあって、治りが遅いのかもしれない。

自分は、どの程度歩くと、どの程度痛んで、どの程度休めば治るのかを、事前に知っていなくてはならない。

疲労・膝の痛みで救助を頼んだのかなー。そうだとしたら、アキレル。

昨年のトムラウシ山大遭難では、救助要請の遅れが、一部、批判の対象になっていました。このため、高齢者ツアー登山では、安易な救助要請がなされるよう傾向があるのでしょうか。「顧客の一人が靴ずれを起こすという重症で身動きが取れなくなったのでヘリの出動を要請する」!

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