北方領土の島のうち、日本に一番近い島2010年12月20日

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『やさしい北方領土のはなし』のページに、『北方領土の島のうち、日本に一番近い島はどこですか。また、どのくらい離れていますか?』を追記しました。

皆さんの教科書や、日本政府のパンフレットには、次のように書かれているでしょう。
 『北方領土のうち、日本に一番近い島は、歯舞群島の貝殻島(かいがらじま)で、北海道のノサップ岬から3.7kmの距離にある』
 
 写真は、ノサップ岬から貝殻島をとったもの。海の中から傾いた灯台が建っていて、島らしいものはありません。それもそのはず、貝殻島は島ではなくて、海の底です。干潮のとき、岩が海面に現れます。このような地形は、島ではなくて「低潮高地(ていちょうこうち)」と言います。
 ノサップ岬から5km離れたところに「オドケ」があります。オドケは「島」と言う人と、「岩」と言う人がいます。オドケが島ならば、日本に一番近い島は「オドケ」です。
 オドケの少し南に「萌茂尻島(もえもしりとう)」があります。ノサップ岬から6km離れています。オドケが島ではなくて岩であるならば、萌茂尻島が日本に一番近い島です。
 そういうことで、日本に一番近い島は、オドケ(5km)か萌茂尻島(6km)です。

 歯舞群島以外の島は、最短距離で、クナシリ島が16km、シコタン島が73.3km、エトロフ島が144.5kmです。

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