『在特会』犯罪事件の裁判2011年02月01日

威力業務妨害などの罪に問われた、『在特会』幹部の電気工事業・川東大了被告(39)、マンション管理業・西村斉(42)ら4人の初公判が、京都地裁でありました。

電気工事業って、クーラー買ったときに取り付けに来る人のことかなー。こんな恐ろしい右翼が来るような店からは、電気製品は買わない方がいいね。マンション管理業って、要するにマンションの管理人だろうか。自分の住んでいるマンションの管理人が右翼活動家だったら、辞めてもらうなー。

それにしても、40にもなって、何してるんだろう。

『川東大了』って、一瞬、東大修了のことかと思いました。

本の紹介―あるサハリン朝鮮人の生涯2011年02月02日

 
片山道夫/著『追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯』凱風社 2010.8
 
 ジャーナリスト、片山道夫のノンフィクション。
 朝鮮半島が日本の領土だった時代に、樺太の炭鉱で働き、その後九州の炭鉱で働き、終戦後は、再び樺太に密入国し、そこで生涯を終えた朝鮮人とその家族を追ったもの。
 この中に、作者がサハリンの新聞社で見た、終戦のときに、樺太の朝鮮人が日本人に虐殺された事件を捜査したKGBの資料について、数ページにわたって書かれている。
 
 この事件は、『カポネンコ/著 瑞穂の悲劇』として、ロシア語の本が出版されている。カポネンコの本は『樺太朝鮮人の悲劇』の著者である崔吉城氏周辺で、翻訳が進められているはずだが、どうなっているのだろう。

古書目録2011年02月04日


札幌の古書店「弘南堂」の北方関係の古書目録最新号です。
日本の北方史関連図書や、北方開拓、樺太・千島・北方領土関連図書が豊富です。

警告2011年02月05日


職場の隣の米軍基地にかかっている看板。

特に理由もなく掲載します。

ラブロフ・前原会談2011年02月14日

 連休中、ロシア訪問していた前原外相とラブロフ外相の会談がありました。
 北方領土問題では、互いの主張をしただけで、議論は平行線だったようです。現在、北方領土問題では、ロシアは日本に対して、極めて強硬な態度である一方、実効支配は急速に進んでおり、返還の可能性は全くと言ってよいほどなくなっています。ロシアの実効支配が強化されている中で、議論が平行線と言うことは、要するに日本外交の完敗です。

 北方領土問題では、日本とロシアとでは、歴史認識に大きな隔たりがあります。領土の領有は、必ず歴史的に決まると言うものではないので、歴史認識がさほど重要であるとも思えませんが、不毛な議論を避けるためには、歴史認識を共有化は必要なことでしょう。
 ラブロフ外相は、歴史研究者による共同委員会の設立を提案しましたが、前原大臣は消極的です。もし、日本の主張が正しいのならば、歴史専門家により、日本の主張が正しいことが認定されれば、日本に有利になることは、だれが考えても自明でしょう。それなのに、なぜ、前原は消極的か?

 要するに、日本の歴史的主張の中身とは、「北方領土は日本の固有の領土なので、日本は手放さないゾ」と、一方的主張を繰り広げているにすぎません。中国から見れば「台湾は中国固有の領土なのに、日本にとられた」と言いたいだろうなー。韓国から見れば「朝鮮半島は韓国固有の領土なのに、日本が植民地にした」と言いたいだろうなー。
 日本は、領有の正当性を、歴史的経緯で説明しようとするならば、北方領土・竹島・尖閣に対して、もう少しまともな理論研究をすべきです。

浅田次郎-終わらざる夏2011年02月14日

 終わらざる夏の下巻を半分ぐらい読みました。占守の戦い関連の小説です。つまらない、くだらない、読むのが苦痛だ!!
 いくら、小説だからと言って、もう少し、事実に近いことを書いてほしかった。いまでは、日ロ双方の研究もあって、ずいぶん分かってきている点もあるのだから、もうちょっと調べてから書けばいいのに。


昼休みに、浅田次郎の小説を少し読みました。

P261に次のように書かれています

『千島の敵はアリューシャンから来航するアメリカであると、師団はおろか札幌の方面軍司令部までが決めつけていた』

ちょっと、いくらなんでも、無知が過ぎるでしょう、浅田次郎さん。昭和二十年五月九日付、大陸命で、『第五方面軍司令官は別紙「対米作戦中蘇国の参戦せる場合に於ける北東方面対蘇作戦計画要領」に基き対蘇作戦準備を実施すへし 』となっているので、5月には、方面軍では、対ソ戦準備がなされています。8月10日の大陸命では、第五方面軍に対ソ戦の全面的開始が命令されています。

ということで、読む気しない。つまらないよー。

北方領土に中国・韓国の企業進出2011年02月16日

新聞報道によると、ロシアの水産会社「ボズロジジェーニエ」と中国・大連の水産会社がクナシリ島でナマコ養殖の合弁事業を始めることで基本合意したそうです。また、同じくクナシリ島で、韓国の企業も、ロシアと共同事業に乗り出す見通しだそうです。

なんで、これが日本にとって問題なのでしょう。これまでも、北方領土はロシアの領土であることを前提に、欧米の会社の人が、ロシアのビザを取って、産業機械を納入していました。また、ロシアのビザを取っての観光旅行も行われていました。
また、日本人も、北方領土のロシアの会社に技術指導に行っています。もちろん、ロシアの領土であることを前提に、正規のロシアのビザを取って、日本のパスポートを所持した上での入域です。日本の会社が、北方領土で、魚の養殖を試みたこともあります。この時は、上手く行かなかったようですが、ロシアの領土であることを前提とした、産業活動でした。

今回の共同事業は、特に目新しいことではなくて、これまでもあったことで、これからもあることです。ただし、ロシアの資本投資が大きくなったので、企業規模が大きくなっているようです。

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