200万キロカロリー毎時2011年03月19日

今日の新聞に、18日の東電の発表が載っています。4号機貯蔵プールは200万キロカロリー毎時だそうで、朝日新聞の説明では、プールの水温を毎時2度上げる熱量であるとのこと。

はじめから、わかっているならば、電気が止まった時点で、何をしなくてはならないか分かるはず。なんで、4号機が壊れるまで放置したのか。18日になるまで、公表しないのか。あきれる。

福島市の放射能濃度2011年03月19日

 福島第一原発の北西60kmにある福島市の18日18時の放射線濃度は8.0マイクロシーベルト毎時です。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/19/1303727_1910.pdf
 この程度の被爆をしても、直ちに障害が現れることはないけれど、数ヶ月単位で被爆するならば、将来妊娠する女子には奇形児出産・流産の可能性が高まるとも考えられるので、若い人は、福島市を離脱したほうがいいのではないかと思います。
 今すぐ障害が出ることはないし、もし仮に将来、奇形児出産・流産になったとしても、今回の被爆が原因であることを立証することは不可能でしょう。このため、電力会社や国には、被爆に対して損害賠償責任が生じることは考えられないので、その意味では、ほぼ100%安全と言えます。(損害賠償を払う必要がないという意味で、電力会社や国は安全と言うことです。)
 でもね、親戚に福島市民がいたら、子供だけでも避難するように勧めるけどなー。どうでしょう。

 福島第一原発の北西30km地点の濃度は18日13時32分現在150.0マイクロシーベルト毎時です。こんな高濃度の放射線に若い人が暴露されるのは、いくらなんでもまずい。若い人は住んでいない地域なのだろうか。すでに、住民全員が退避しているのだろうか。24時間が限度のように思うのだけれど、すでに48時間以上たってしまっているのだろう。

 福島第一原発の北西40km地点の濃度も18日14時50分現在30.0マイクロシーベルト毎時の測定値があります。1日ぐらい被爆しても、特に気にする線量ではないけれど、1週間この濃度のところにいたら、5ミリシーベルトになってしまう。

 伊達市のデータが分かりませんが、大丈夫なのだろうか。
 どうも、原発の北西方向が悪いようです。



80キロ以内は退避すべし:
 米政府は16日、福島第一原子力発電所から半径80キロ以内に住む住民に避難勧告を出したそうです。アメリカ以外に、イギリス政府、韓国政府、オーストラリア政府も自国民に対して、同様な退避勧告を出しています。
 福島第一原子力発電所から60km北西に位置する福島市の放射線濃度が8.0マイクロシーベルト毎時と、かなり高い値を示しているので、80km以内を退避勧告範囲としたのは、妥当な判断です。

福島の牛乳から暫定基準を超える放射線量2011年03月19日

枝野官房長官の記者会見によると、福島の牛乳から暫定基準を超える放射線量が検出されたそうです。この牛乳を日本人の平均摂取量で1年間摂取し続けた場合の被曝(ひばく)線量は、コンピューター断層撮影法(CT)スキャン1回程度だそうです。

具体的な数値が分からないので、なんとも言えないのですが、概算の計算をして見ます。

日本人の平均牛乳摂取量を年間50kgとして、CTスキャンの1回の放射線量を10ミリシーベルトとすれば、牛乳1リットルあたり0.2ミリシーベルトになります。

1日2リットル牛乳を飲む子がいると2週間で5ミリシーベルトを超えます。
おじさんや婆さんには無視してよい放射線量だけれど、子供でも、本当に影響がないといえるのだろうか。

注意)CTスキャン1回と言っても、体のどの部位のCTスキャンなのか、どの医療機関なのかによって、大きく異なるので、枝野官房長官の言う「CTスキャン1回」がどの程度の線量なのか、よく分からないので、上記概算は大きく事実に反する可能性があります。

* * * * * *

<< 2011/03 >>
01 02 03 04 05
06 07 08 09 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

RSS