福島 - 100年経って片輪が生まれてくるやら、50後に生まれた子供が全部片輪になるやら。。。2011年06月09日

 福島県同様、原発が多い福井県敦賀市長(当時)高木孝一氏は、「100年経って片輪が生まれてくるやら、50後に生まれた子供が全部片輪になるやら、それはわかりませんよ、わかりませんけど、今の段階では(原発を)おやりになった方がよいのではなかろうか…。」と言っていました。
 福島県知事だった木村守江氏は、在職中に積極的に原発を誘致して、最後は、汚職で逮捕されたけれど、福島県の本音も、敦賀市長と同じなのかなー。

 2011年6月5日のasahi.comによると、原発事故後、福島市の雑草から1キログラム当たり、ヨウ素が119万ベクレル、セシウムが16万9千ベクレル検出されたそうです。
 http://mytown.asahi.com/areanews/fukushima/TKY201106040444.html
 しかし、この時、県が公表したのは、セシウムで5000分の1の濃度だった水道の数値だけでした。福島の子供は、外で遊んでいたかもしれない、汚染された自家栽培の野菜を食べたかもしれない。放射性ヨウ素の半減期は8日なので、1カ月もすれば、少なくなるだろう。しかし、セシウムの半減期は30年なので、体に取り込んだら、一生消えないと思った方が良いでしょう。国が定めた野菜の暫定基準では、セシウムは500ベクレル/kg。セシウムは雨で移動することはあっても、無くなりはしないので、今でも、福島市には、大量の放射性セシウムがあるのだろう。16万9千ベクレル/kgの放射性セシウムって、人が住むところにあってはいけない量です。
 汚染地域の福島の子は、有る程度、摂取したかもしれない。気の毒です。恐ろしいことです。

 「日本人は海藻などからヨウ素をとっているので、放射性ヨウ素を取り込みにくく、健康被害は小さい」などと、大嘘をついていた人もいます。 元、防衛医科大学校教授の西園寺克氏は「日本のようにもともとのヨード摂取が多い国では、ヨード剤の効果は低く、対応しなくても健康被害は心配ない可能性が高いと考えられます」と説明していました。
 http://allabout.co.jp/r_health/gc/377930/
 原発事故対応にあたっていた東電社員2人が250mSvを越えて被曝していた原因の一つに、ヨウ素剤を正しく服用していなかったことが挙げられています。「日本人は海草を食べているから、放射性ヨウ素の被害はない」など、とんでもないデマだったようです。福島の子供は、ヨウ素剤を服用していた方が良かったはずですが。。。

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