本の紹介-福島原発事故はなぜ起きたか ― 2011年08月11日

福島原発事故はなぜ起きたか 井野博満/編著
本書は2011/4/16に明治大学で行われた講演内容を再構成したもの。金属工学研究者、元原発設計者、高木学校医療被ばく問題研究グループ、3氏の講演であるため、技術的内容がメイン。
本書は、3章からなり、それぞれ、原発の構造と事故概要、事故の詳細、放射能被曝の問題となっている。
福島原発事故を技術的側面から理解する上で、さらに、放射能被曝に対してどのように考えればよいのか、このような問題に対して重要な基礎知識が得られるものである。
ただし、学者・研究者の著書であるため、センセーショナルな取り上げ方はなされておらず、じっくり読まないと、重要な問題点を読み落とす恐れもあるかもしれない。
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