本の紹介-厳寒の地、北千島の郵便局物語2011年08月25日


厳寒の地、北千島の郵便局物語

 日本の敗戦まで、千島列島は大日本帝国領だった。千島の北の島、占守島・幌筵島には、帝国陸軍が駐屯しており、従軍慰安所も開設されていた。占守島片岡・擂鉢や幌筵島柏原には、函館郵便局の分室も開設された。これらの郵便局は、後に、軍事郵便局になる。
 本書は、幌筵島の郵便局員を勤めた坂本木八郎による、北千島郵便局の記録。本書は、もともと、私家版として出版されたが、2011年7月に文芸社より、出版された。写真は、私家版。
 こんなマイナーな内容の本を読む人など、ほとんどいないだろうと思っていたが、一般に発売されるところを見ると、関心がある人も、ある程度いるのだろうか。郵便史・軍事郵便・北方史などに興味がある人には、一読の価値はあるだろう。

本の紹介-千島国郵便局七0年の軌跡2011年08月25日

 
千島国郵便局七0年の軌跡 小山田恭一/編 2000年10月発行
 
千島の郵便局の解説書には、こんな本もあります。少数部数の出版のようで、一般に入手は困難かもしれない。国立国会図書館には蔵書があるので、興味ある人はそちらで閲覧ください。
千島の郵便局について、一般局や軍事局の沿革資料集のような感じの本です。でも、ちょっと、まとまりに欠けるところがあって、読みにくいかもしれない。

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