再臨界 ― 2011年11月04日
2号機で、キセノン133、135が見つかった問題で、当初、東電は再臨界の可能性に言及していました。その後、大臣が否定すると、東電はそれに追随するように、自発核分裂に説明を変更した。こういうのって、良くない。再臨界かどうかは、政治判断ではない。
再臨界だったかどうかは別として、部分的小規模な再臨界が起こる可能性はあります。それを避けるために、ホウ酸水注入は合理的判断です。
以前、菅内閣の時、海水注入が遅れたとかで、斑目先生が、再臨界は起こらないと言っていました。この人、大丈夫なのだろうかと思ったのですが、部分的小規模再臨界ならば、起こらないとは言えないはず。海水注入前に、ホウ酸水注入を考えるのは、当然のことです。
かつて、原発関係の研究は、花形だった。TMI事故後、ちょっと怪しくなって、他分野に比べて、それほど花形でも無くなった。チェルノブイリ以降、原発研究に、学生が行きたがらなくなり、落ちこぼれの吹き溜まりになってきていた。
福島以降どうなるのだろう。原発研究に入ったとしても、後は、廃炉しかない。すべての原発が廃炉になったら、失業以外の道は無い。そういう研究をまともな青年がするのだろうか。
将来、原発を安全に稼働することも、安全に廃炉にすることも、不可能になるだろう。原発技術者が生きている今、すべての原発を廃炉にしないと、手遅れになるかもしれない。
再臨界だったかどうかは別として、部分的小規模な再臨界が起こる可能性はあります。それを避けるために、ホウ酸水注入は合理的判断です。
以前、菅内閣の時、海水注入が遅れたとかで、斑目先生が、再臨界は起こらないと言っていました。この人、大丈夫なのだろうかと思ったのですが、部分的小規模再臨界ならば、起こらないとは言えないはず。海水注入前に、ホウ酸水注入を考えるのは、当然のことです。
かつて、原発関係の研究は、花形だった。TMI事故後、ちょっと怪しくなって、他分野に比べて、それほど花形でも無くなった。チェルノブイリ以降、原発研究に、学生が行きたがらなくなり、落ちこぼれの吹き溜まりになってきていた。
福島以降どうなるのだろう。原発研究に入ったとしても、後は、廃炉しかない。すべての原発が廃炉になったら、失業以外の道は無い。そういう研究をまともな青年がするのだろうか。
将来、原発を安全に稼働することも、安全に廃炉にすることも、不可能になるだろう。原発技術者が生きている今、すべての原発を廃炉にしないと、手遅れになるかもしれない。