川内村帰還宣言 ― 2012年01月25日
福島県川内村は、1月31日にも帰還宣言を出し、4月からは役場や学校も再開するそうです。川内村は原発から近い割には、汚染がそれほど激しくないので、早期帰還もあり得ない話ではないのですが。高齢者は良いとしても、小学生やそれ以下の子供をあえて帰還させる必要があるのか、ちょっと考え物です。毎日新聞には、「空間線量が毎時1マイクロシーベルトを下回っており居住に問題はないという」と書かれているけれど、こんな安易な認識で良いのか。(http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120125k0000m040079000c.html)
ちなみに、電離放射線障害防止規則によれば、おおよそ毎時0.6マイクロシーベルトを恒常的に上回る地域は、放射線管理区域として、人の立ち入りを規制しなくてはならない。
昨年12月、政府のワーキンググループ(WG、共同主査・長滝重信長崎大名誉教授、前川和彦東京大名誉教授)が昨年12月に公表した結論では年間20ミリシーベルト以下の健康影響は低いという判断があり、これに基づいて、年間20ミリシーベルト以下の放射線量は居住可能な水準とされましたが、年間20ミリシーベルトは放射線管理区域の基準の3.8倍の高濃度です。本気で、こんなところに子どもを住ませる親がいるのかな。
ところで、このWGの結論には、ちょっと驚かされました。年間100mSv以下での健康被害の証拠は無いと言っていますが、年間20mSv以下ならば健康被害は無いとの証拠もありません。要するに、良く分からない。良く分からないのだから、避けるべきと考えるのか、分からないことを良いことに、福島の子供をモルモットにするのか。
ちなみに、電離放射線障害防止規則によれば、おおよそ毎時0.6マイクロシーベルトを恒常的に上回る地域は、放射線管理区域として、人の立ち入りを規制しなくてはならない。
昨年12月、政府のワーキンググループ(WG、共同主査・長滝重信長崎大名誉教授、前川和彦東京大名誉教授)が昨年12月に公表した結論では年間20ミリシーベルト以下の健康影響は低いという判断があり、これに基づいて、年間20ミリシーベルト以下の放射線量は居住可能な水準とされましたが、年間20ミリシーベルトは放射線管理区域の基準の3.8倍の高濃度です。本気で、こんなところに子どもを住ませる親がいるのかな。
ところで、このWGの結論には、ちょっと驚かされました。年間100mSv以下での健康被害の証拠は無いと言っていますが、年間20mSv以下ならば健康被害は無いとの証拠もありません。要するに、良く分からない。良く分からないのだから、避けるべきと考えるのか、分からないことを良いことに、福島の子供をモルモットにするのか。
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