今日から4月2012年04月01日

 
今日から4月。川口市密蔵院の桜が満開です。
ここの桜は、早咲き。

本の紹介-検証福島原発事故・記者会見2012年04月03日



検証 福島原発事故・記者会見―東電・政府は何を隠したのか



 原発事故で、政府は掴んでいた情報のうち、国民を不安に陥れるようなものを公表しなかった。この点を具体的に検証している。それはそうかもしれないけれど、本の主張には違和感を感じる。
 原発事故当時はいろいろな推測がなされており、正確なことが分からない状況があった。一番悪いシナリオは、首都圏を含めた全域が緊急避難の対象になり得るというものだが、そんなことを政府が発表したら、パニックが起こるだろう。当時、シーベルトやベクレルの意味も、100mSvの被曝の影響も、ほとんどの人は知らなかったはずだ。
 SPEEDIの結果を公表しなかったことを問題視する論調にも同意しかねる。SPEEDIの結果は、計算上の推定値だ。3月17日には文部科学省はホームページに、実測データを掲載しているので、少なくともこれ以降、推定値は必要ない。なお、3月18日に、枝野長官は、会見で、この程度の放射線はただちに健康に影響なく、緊急退避の必要はないと説明した。
 放射線強度が100μSv/hのような場合、退避するべきか留まるべきかは、一律には言えない。個人個人が、正しい放射線の知識を使って、総合的に判断して決めるべきだが、そういう知識を個人個人が持っていたとは思えないので、政府の対応は仕方なかったのではないだろうか。

君が代を歌うときの姿勢2012年04月04日

 大阪市新規採用の職員の発令式で、橋下市長は男女市役所職員に対して「君が代斉唱の時は手は前に組むのではなく横に置くものです」と注意したそうだが、どうなのだろう。
 震災復興式典での天皇皇后両陛下を見ると、お二人ともに君が代を歌っていない。天皇陛下は手は横だけれど、皇后陛下は手を前に組んでおられるように見えます。君が代斉唱の時に、黙っていたり、手を前に組んでいてもよいのではないだろうか。特に女性は。

 サッカーの試合を見ていると、外国選手は、手を胸に当てている人が多い。日本はキオツケの姿勢なのはどうしてでしょう。日本だけ欧米と違うのだろうか。
 ご詠歌を歌うときは、座っていることが多いような気がするので、歌うときに起立すべしとの考えには、違和感があります。日本の文化とは違ったものが明治以降になって入ってきたのだろうか。

 亀田の試合のオープンセレモニーで、橋下市長と松井大阪府知事が君が代を歌っている写真があります。橋下はともかく、松井知事は、股を広げて手を前に組んで君が代を歌っている。股を広げるのはいただけない。
 AKBが巨人ヤクルト開幕戦で君が代を歌ったときは、手は横で、正しい姿勢で歌っていました。板野さんの茶髪には賛否あるだろうけれど、それ以外は完璧でした。

 サッカー・ワールドカップが日本で開かれたとき、小泉首相はロシア対日本戦の国歌斉唱のとき、口を動かしていなかったようにみえました。スポーツ競技の応援では、興奮して歌いたくなる人が多いはずです。

 お辞儀をするとき、男性の場合、手はズボンの折り目あたりに置いて、指先は揃えて自然に伸ばすようにと習いました。
 震災復興式典の天皇陛下を見ると、祭壇に歩み出るときは、左手は握り気味で、右手は自然に伸ばして、礼をするときに、両手ともに直角に近い角度に曲げていました。天皇陛下はご病気上がりだったため、正しい姿勢が取れなかった可能性もあります。皇后陛下は、歩くときも礼のときも手を前に組んでいました。
 一方、野田総理は、手を握り締めて、礼をしているように見えました。

 君が代の歌い方など、ドウでもよいような気がするけれど、橋下市長の説明があったので、改めて考えてしまいました。

今日は4月5日2012年04月05日

 2009年4月5日、北朝鮮はロケットを打ち上げた。この時、北朝鮮は人工衛星と言い、日本政府はミサイルだと言っていた。大陸間弾道ミサイルのならば、大気圏外に出た後、再突入して目的地に落ちなくてはならないので、人工衛星打ち上げ実験に比べて、技術的に高度です。

日本語で、ロケットとミサイルの違いを広辞苑から引用すると。

 ロケット【rocket】機体内に貯えた推進剤を燃焼させて高速度で噴出させ、その反作用として推力を得る装置。「―砲」「―‐エンジン」

 ミサイル【missile】(飛び道具の意) ロケットなどの推進装置を備えた軍用の飛翔体で、弾頭を装着し、各種の誘導装置を持つもの。(以下省略)

 北朝鮮がこれまで打ち上げたのは、ロケットではあるけれど、ミサイルと言うにはちょっと稚拙ではないだろうか。もっとも、科学技術はいろいろに応用できるので、ロケット打ち上げ技術が、ミサイル打ち上げ技術に使えることは確かです。でも、それを言うなら、日本の原発技術は核兵器開発に使えるし、人工衛星打ち上げ技術は大陸間弾道ミサイル開発に使える。だからと言って、「核兵器開発」「大陸間弾道ミサイル開発」しているとは言わない。

カタクリ2012年04月08日

  
栃木県佐野市みかも山はカタクリが満開です。

ソメイヨシノが満開2012年04月09日

  
ソメイヨシノが満開なので、近所の見沼代用水西縁沿いの桜並木を散歩しました。今年の桜は、これで終わり。

アクセスカウンター2012年04月09日

『やさしい北方領土のはなし』
http://www.ne.jp/asahi/cccp/camera/HoppouRyoudo/Yasashii.htm
のカウンターが今年1月14日に壊れました。

昨日なおしましたが、この間のアクセス数はカウントされていません。

本の紹介 原発にしがみつく人びとの群れ2012年04月10日



原発にしがみつく人びとの群れ―原発利益共同体の秘密に迫る 小松公生/著

 福島であれだけの事故を起こしながら、日本は今後、原発を海外に輸出して儲けるそうだ。福島原発事故原因は分かっていないのに、全国各地の原発を安全宣言して再稼働させそうだ。政府・保安院・御用学者・電力会社・電力労組・財界・原発立地の地方自治体、このような人たちは、福島原発事故に性懲りもなく、原発の安全性を装い、原発を進めようとしている。
 みんな、原発利権にどっぷり浸かって、利権から抜け出せない構造になっている。本書は、このような原発利権構造を分かりやすく説明している。福島原発事故以降、原発利権については、かなり語られており、類似の書籍も多いので、いまさら、この本を読むべき強い理由はないが、原発の将来を考えるにあたって、知識の「おさらい」として読むと便利。

北朝鮮ロケット打ち上げ2012年04月12日

北朝鮮が人工衛星実験と称しているロケット打ち上げの予告期間になった。日本では、ミサイルであると決め付けた報道が多いが、人工衛星とミサイルとでは軌道が異なり、技術的には別物だ。人工衛星かミサイルかの見分けは技術面から見分ける必要がある。
日本の報道のほとんどすべてが、技術検討もなしに、ミサイルであると決め付けているが、今日の朝日新聞には、まともな記事がある。
http://www.asahi.com/special/08001/TKY201204110620.html
『北朝鮮「衛星」、見極めポイントはロケット3段目』

人工衛星の打ち上げなのか、ミサイル実験なのか、プロパガンダ・アジテーション報道に惑わされることなく、技術検討により判断すべきだ。

木嶋佳苗2012年04月13日

木嶋佳苗・死刑判決:
 3人殺害が事実と認定されたのだから、死刑は当然なのだけれど、嫌なものです。

北朝鮮・失敗:
 これだけ大騒ぎして、情けないですね。

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