君が代を歌うときの姿勢2012年04月04日

 大阪市新規採用の職員の発令式で、橋下市長は男女市役所職員に対して「君が代斉唱の時は手は前に組むのではなく横に置くものです」と注意したそうだが、どうなのだろう。
 震災復興式典での天皇皇后両陛下を見ると、お二人ともに君が代を歌っていない。天皇陛下は手は横だけれど、皇后陛下は手を前に組んでおられるように見えます。君が代斉唱の時に、黙っていたり、手を前に組んでいてもよいのではないだろうか。特に女性は。

 サッカーの試合を見ていると、外国選手は、手を胸に当てている人が多い。日本はキオツケの姿勢なのはどうしてでしょう。日本だけ欧米と違うのだろうか。
 ご詠歌を歌うときは、座っていることが多いような気がするので、歌うときに起立すべしとの考えには、違和感があります。日本の文化とは違ったものが明治以降になって入ってきたのだろうか。

 亀田の試合のオープンセレモニーで、橋下市長と松井大阪府知事が君が代を歌っている写真があります。橋下はともかく、松井知事は、股を広げて手を前に組んで君が代を歌っている。股を広げるのはいただけない。
 AKBが巨人ヤクルト開幕戦で君が代を歌ったときは、手は横で、正しい姿勢で歌っていました。板野さんの茶髪には賛否あるだろうけれど、それ以外は完璧でした。

 サッカー・ワールドカップが日本で開かれたとき、小泉首相はロシア対日本戦の国歌斉唱のとき、口を動かしていなかったようにみえました。スポーツ競技の応援では、興奮して歌いたくなる人が多いはずです。

 お辞儀をするとき、男性の場合、手はズボンの折り目あたりに置いて、指先は揃えて自然に伸ばすようにと習いました。
 震災復興式典の天皇陛下を見ると、祭壇に歩み出るときは、左手は握り気味で、右手は自然に伸ばして、礼をするときに、両手ともに直角に近い角度に曲げていました。天皇陛下はご病気上がりだったため、正しい姿勢が取れなかった可能性もあります。皇后陛下は、歩くときも礼のときも手を前に組んでいました。
 一方、野田総理は、手を握り締めて、礼をしているように見えました。

 君が代の歌い方など、ドウでもよいような気がするけれど、橋下市長の説明があったので、改めて考えてしまいました。

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