原発停止2012年05月05日

  
今日、北海道電力・泊原発が停止し、これで、すべての原発が停止になります。今日の新聞の社説は、
 朝日『「原発ゼロ」社会:上 不信の根を見つめ直せ』
 読売『全原発停止 これでは夏の電力が不足する』

 写真は、チェルノブイリ原発事故に動員された人に配られたバッチ。放射能障害ですでに故人となった人も多い。

本の紹介-プーチン 最後の聖戦2012年05月06日


プーチン 最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは? 北野幸伯/著 集英社インターナショナル (2012/4)

 北野氏の他の著書『ボロボロになった覇権国家(アメリカ) 』『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日 一極主義 vs 多極主義』などと同様な視点でプーチンについて書いた著書。著者はロシア問題が専門なので、他著書に比べ、論旨がいっそう明快になっている。国際政治に対する著者独自の視点であるので、必ずしも完全に賛成しかねる面はあるが、このような視点で理解することも一面では必要だろう。
 すでに、北野氏の他の著書を読んでいる人や、氏のメールマガジンを購読している人には、本の内容は、おおよそ推定できるものだろう。読みやすい本なので、一度読んで損はないと思う。

電力不足2012年05月07日

 原発停止で夏の電力供給に不安が出ている中、関西電力副社長は「大飯原発が動けば、揚水発電で百数十万キロ・ワット見込める」と述べたそうです。
 これっておかしいよ。揚水発電とは夜間の余った電力を利用して昼間に発電するシステムなので、原発だろうが火力だろうが、夜間に余剰電力があれば、揚水発電は稼働します。原発は夜間に止められないので嫌でも余剰電力が発生するけれど、火力発電では、燃料代がもったいないので、通常は、夜間に止めて余剰電力が発生しないようにします。でも、本当に電力が不足して困るならば、夜間に火力発電所を動かして、故意に余剰電力を発生させて揚水発電に使うことが可能です。でも、これをすると燃料代がかさみ、電力会社は損をする。要するに、今夏の電力不足の最大原因は、関西電力が儲けることにあります。

風力発電:
 スペインでは4月16日早朝に風力発電の割合が一時的に60%に達したそうです。風力発電は安定しないので、発電割合をそれほど増やせないのではないだろうかと思っていたのだけれど、そうでもないのですね。スペイン全国に広がった風力発電網を使って安定供給しているのだろう。

旅行2012年05月14日

土曜日:
 福島に行きました。浪江町津島中学校の校庭が放射性廃棄物置き場になっていた。過疎地で廃校の運命にあるのは分かるのだけれど、子供の場所に汚染物質を置いてあるのが、悲しい。
 津島小に設置されていた線量計は5μSv/hを越えていた。戻れる日は遠い。浪江町赤宇木の道路で測ったら、手持ちのカウンターが振り切れた。10μSv/h以上。
 飯館村飯樋は人が戻っているようで、自販機が動いていたし、道路で少年を見かけた。でも、2μSv/hを越えているようだ(場所にもよる)。

日曜日:
 石巻市に行きました。ここは津波の爪痕が生々しいけれど、着実に復興している。石ノ森漫画館は封鎖中だった。
 松島観光しました。遊覧船は観光客でいっぱい。

本の紹介-収容所のロビンソンクルーソー2012年05月16日

収容所のロビンソンクルーソー  菊兵団ビルマ抑留記  井上咸/著 毎日新聞社 (1981/10)

 日本軍最強の菊兵団はビルマ戦線で終戦となり、イギリス軍捕虜(JSP)として、1年ほどビルマで強制労働に従事した。本書は、元菊兵団将校による回想録。捕虜時代を描いた挿絵が豊富。ビルマでイギリス軍捕虜になったのは、菊兵団の他に安兵団などがあり、後者については『会田雄次/著 アーロン収容所』が出版されている。
 菊兵団は優秀な部隊であったため、イギリス軍の管理も安兵団とは違っていたようであり、本書を読む限りは、イギリス軍は紳士的に振舞っていて、イギリス軍に対する恨みは本書には書かれていない。
 P183には昭和21年の正月の記述で、「音信絶えて既に1年になる」とあるので、少なくとも、21年正月以前には、俘虜郵便は認められていなかったようだ。著者は、終戦翌年の7月に帰国を果たしたが、故国との通信に関する記述はないので、俘虜郵便は最後まで認められていなかったのだろう。

金環食2012年05月21日



今日は金環食。太陽撮影用のフィルターを持っていないので、
PL+CPL+ND8(偏光+円偏光+8倍減光)
の3枚組み合わせを使った。

偏光フィルターは赤外線カット効果が乏しいので、目に悪いかもしれない。紫色に着色するので、画像処理した。

福島原発事故汚染地域2012年05月23日

先日、福島県浪江町津島など、原発事故で汚染された地域のうち、立ち入りができるところを旅行したので、以下に、写真と説明を記載した。 (後編-飯舘村を作成しました)

原発事故後の福島 (2012年5月) 前編-川内村・葛尾村
http://cccpcamera.photo-web.cc/GENPATSU/FUKUSHIMA3/index1.htm

原発事故後の福島 (2012年5月) 中編-浪江町
http://cccpcamera.photo-web.cc/GENPATSU/FUKUSHIMA3/index2.htm

原発事故後の福島 (2012年5月) 後編-飯舘村
http://cccpcamera.photo-web.cc/GENPATSU/FUKUSHIMA3/index3.htm

福島の子供の死亡2012年05月24日

福島の子供の死亡:
 昨年、福島の子供の死亡は、一昨年に比べて、1.5倍に増えているのだとか。
 http://dl.dropbox.com/u/17135518/nakate.pdf
 夏の死亡が多い。被曝の直接的な影響と言うよりも、屋内退避の影響ではないだろうか。
 原発事故当初の2~3日間、屋内退避することは被曝を減らすうえで意味があるが、長期間屋内に居たところであまり変わるものではない。それなのに、屋内だと安全で、屋外だと危険であるかのような風説に惑わされて、真夏に子供を暑い屋内に留めた人が多かったために、子供の死亡が増えた面もあるように思う。

 チェルノブイリでは、退避した年寄りの方が、汚染地区にとどまった年寄りよりも、早く死ぬという統計もあります。退避した年寄りは、酒量が増える傾向にあるので、早死にもうなずけます。

50ミリシーベルト:
 WHOの被曝線量推計では、浪江、飯舘で10~50mSv、だそうです。 
 100mSvを超えると癌死の確率が明白に上昇する。原発事故で50mSv被曝した子は残りの人生で50mSv以下に抑えるべきなのだろうか。一生涯、鉛で遮蔽された室内で暮らすのか。

2012年05月28日

ネットと愛国-在特会の「闇」を追いかけて  安田浩一/著 講談社 (2012/4/18)

が、近所の川口市立図書館になかったけれど、 隣の市の図書館に有ったので、図書館間相互貸出しにより借りてほしいとお願いしたら、川口市立図書館で購入を検討することになってしまった。購入するとなると、結構時間がかかるので、あまり嬉しくはないのですが。『在特会』なんて、どうせ、すぐに消滅するだろうから、長期間図書館で閲覧可能状態にしておく必要のある本とは思えない。

Twitter2012年05月30日

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