本の紹介-北方領土問題」読本2012年12月26日


小笠原信之、 大沼安史/著『「北方領土問題」読本』(2012/11)緑風出版

 北方領土問題の総合的な解説書。冷静な分析に好感が持てる。
 北方領土問題をまじめに考えてみようとする人には大いに参考になる。日本の一部勢力の政治的主張のみを怒鳴り散らしたい人や、日本はすばらしいと根拠のない妄想で、自慰に耽りたい人には向かない。

 本の内容は、北方領土問題を18のテーマ間に分けて、それぞれについて解説している。北方領土問題の歴史的経緯、冷戦下の米ソ対立と北方領土交渉の関係、ソ連崩壊後の領土交渉など、内容は、北方領土問題をほぼすべて網羅している。

   本書は、小笠原信之が17項目を書き上げた後、急逝したため、大沼安史が最後の結論にあたる「まとめ」を書いたもの。小笠原は原稿執筆段階で急逝したため、執筆内容を十分に推敲していない可能性があり、記述には、若干疑問の箇所や誤った記述もある。
 たとえば、P9に、サンフランシスコ条約にソ連が加入していないことを説明した後、「ロシアとの間で、まだ戦争状態が継続していることになります」とあるが、1956年の条約により、戦争状態は終結したので、この記述はおかしい。
 また、他書を引用している箇所がいくつもあるが、これらは書名だけであり、ページ番号が記されていないので、更なる学習をする上で、多少不便である。
 このように、細かいことを言えば、いろいろと問題はあるかもしれないが、全体としてみると、非常に冷静な分析であり、文章も読みやすく、北方領土問題を考える上で欠かせない良書の一つだろう。

新藤義孝総務大臣-領土・セックス2012年12月27日

 ネット右翼のカリスマ、新藤義孝衆議院議員が、総務大臣に就任しました。
 新藤義孝氏は、硫黄島玉砕司令官・栗林忠道の孫で、今年の8月には、尖閣の久場島付近の海中に日の丸を掲げた、活動家です。
 ここに、新藤議員の尖閣の写真が掲載されています。
http://www.shindo.gr.jp/2012/08/9155.php
 日の丸写真はこちら。
http://www.shindo.gr.jp/wp-content/uploads/2012/08/DSC00173.jpg

 さらに、こんな記事もあります。
 『妻だったA子さんを地元・埼玉県川口市に張りつかせ、自分は議員宿舎で元スチュワーデスと同棲していたり、義理の妹との不貞行為、自分が経営する幼稚園の保母さんとの関係が噂されるなど、度を越しているというのが関係者の一般的見方だ。』
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2008/07/post_05d2.html
 そんなこんなで、新藤大臣には、30歳の娘さんや、3歳のお子さんなどがいらっしゃるようです。

 新藤君 ガンバレー!!

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