本の紹介-岩波ブックレット 「領土問題」の論じ方2013年01月20日


  
岩波ブックレット 「領土問題」の論じ方
新崎盛暉、岡田充、高原明生、東郷和彦、最上敏樹/著 (2013/1) 岩波書店

領土問題では、とかく自国の主張だけが絶対に正しいとする、偏狭なナショナリズムが主張されがちであるが、外交的解決を目指すならば、お互いに冷静な判断が必要である。

本書は、5人の著者が領土問題に取り組む姿勢(ことを荒立たせない智恵)を論じている。冷静になるためには、このような主張に耳を傾ける必要があるだろう。
もっとも、それぞれ、御説ごもっともなのだけれど、今一つ面白くなかった。

なお、現在、尖閣問題がもっともホットであるためか、本書の記述も尖閣に対するものが多い。

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