こじはるにゃん(AKB)2013年04月22日

土曜日、フジテレビで放映した「めちゃイケ」は、AKBのおバカさんを決める番組で、AKBが、小中学生程度の問題に取り組んでいた。バカを決めるという企画には、まったく賛成できないのだけれど。

番組の中で、にゃんにゃんの数学計算問題の解答の説明に感心した。
にゃんにゃんは、99+98+97+96+95+4+3+2+1=400 と解答し、「一番最初と最後の数字を外側から順に足していくと、すべて100になる」、最後に中央の「95」については、「ペアがいなかったから」と答えていた。
一般に、出来ない子に、解答を間違った理由を尋ねても、答えないものだが、さすがに、AKBだけあって、きちんと説明していた。

数学のテストは、正解することが目的なので、子供は、答えを出そうとする。でも、数学は答えを出せばよいのではなくて、手順を踏んでゆく科目だ。答えを出そう・出そうとすると、正しい手順を忘れる。そうならないために、適切な教育が必要なわけだが、出来ない子の親は、たいてい、点数に文句だけを言うので、教育を誤る。間違えたときに、なぜ間違えたかを、本人も親も考えないから、同じ誤りを繰り返す。
子供が、間違ったら、怒るのではなくて、冷静に原因を究明して、対処する必要があるのだけれど、「めちゃイケ」の中での、にゃんにゃんのように、間違えたときの考え方をきちんと説明できる子は、なかなかいないだろう。

番組は、こじはるのことをバカにするネタだったが、教育、特に算数教育を考える上で、重要な示唆を与えるものだ。教育とは、出来ないことが問題なので、できない原因を明らかにして、出来るようにすることが教育のはずだ。番組以降、にゃんにゃんが、いっそう美人に見える。

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