高校教科書 詳説日本史(山川出版) ― 2013年06月05日

高校生用の日本史教科書 詳説日本史(山川出版)買いました。10年ぶり。手元にあるのが古くなっているだろうから、そろそろ最新のをと思って。学習指導要領が変わったので、内容も若干変わってるはず。日本史を履修する高校生の多くが、この教科書を使っており、大学入試で日本史を受験するためには、必修の教科書になっています。
歴史認識は、人のよって異なっても良いけれど、詳説日本史の記述が、一応、標準的な日本史観です。
最近、日韓関係で歴史問題が話題だけれど、詳説日本史では、韓国併合について、次のように書かれています。
P297
総督府は,地税賦課の基礎となる土地の測量,所有権の確認を朝鮮全土で実施したが(土地調査事業),その際に所有権の不明確などを理由に拡大な農地・山林が接収され(注1),その一部は東洋拓殖会社や日本人地主などに払い下げられた。
(注1)これによって多くの朝鮮農民が土地を奪われて困窮し,一部の人びとは職を求めて日本に移住するようになった。