クリミア勝利2014年03月17日

 
クリミアの住民意思を尊重すべきだ:
 クリミアでは、圧倒的多数の住民支持により、独立およびロシアへの編入が決まりました。
 国際法では、住民の意思が尊重されることと、国家が尊重されることの、矛盾する2つの原則があります。
 歴史的経緯を無視して、住民投票だけで、国家の帰属を決めてしまったら、混乱を招くだけだし、コソボのように、NATOが軍事介入して、一部住民を追い出した上での住民投票で帰属を決めるようなことはあってはならないことですが、今回のクリミア問題はそういうことではなくて、大多数の住民の意思です。
 そもそも、現在のウクライナ暫定政権は、キエフで内乱を起こした犯罪者が自称しているだけの違法政権であって、国民の支持が確認されているものではなく、このような政権に、クリミアの住民が従わない事は、当然の権利です。
 
コソボの独立に反対します:
 1996年ごろ、アルバニア系テロリストはコソボ解放軍と称して、セルビア系住民の殺戮を企てるが、十分な成果を上げられなかった。このため、NATOは1999年に軍事介入して、ユーゴスラビア軍やセルビア系住民を攻撃。セルビア系住民がコソボを脱出するようになると、強引に独立を宣言した。こんな不正が許されるはずもないと、常識では思えるけれど、NATOの利益にかなう民間人殺戮は、正当であり、NATOの利益にかなうテロリストは正義であるかのような、とんでもない不正がまかり通っています。
 上の写真は、コソボに介入したNATO部隊のうち、イギリスが設置した軍事郵便局から、2002年に差し出された手紙。アルメニア・ナゴルノカラバフのステパナケルトに宛てられています。

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