放射性物質対策に関する不安の声について2014年05月13日

環境省は5月13日付で、福島原発事故後の鼻血に対する見解を示した。
http://www.env.go.jp/chemi/rhm/info_1405-1.html
 
【放射線被ばくと確定的影響の1つとされる疲労感、鼻血といった症状との関係について】(一部省略)
 ○東京電力福島第一原子力発電所の事故の放射線被ばくが原因で、住民に鼻血が多発しているとは考えられません。
 ○国連公表によれば、住民への健康影響について、「確定的影響は認められない」とされています。
 
 
 さすが、官僚の見解だけあってすばらしい作文で、まったく同感です。たしかに、「原発事故の放射線が原因で住民に鼻血が多発しているとは考えられない」けれど、
 ○原発事故が原因で、住民に鼻血が多発した可能性がある。
 ○原発事故の放射線が原因で、住民に鼻血が発生した可能性は、今のところ、完全には否定できない。
 ○国連は、住民への健康影響について、確率的影響がないとは言っていない。
  
 
小泉進次郎:
 マンガ「美味しんぼ」の鼻血騒ぎに関連して、小泉進次郎復興政務官は、「私はあれだけ福島に行っているが、鼻血を流したこともない。行くたびに元気になって帰ってくる」と発言したそうだ。
 アジテーションがうまい人ですね。でも、ちょっと考えてみれば、小泉発言は「おれは真冬に裸でも風邪ひとつひいたことないぞ」と言っている熱血漢と同類の発言で、安全性の説明には、まったく、なっていないですね。(2014/5/14 追記)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

* * * * * *

<< 2014/05 >>
01 02 03
04 05 06 07 08 09 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

RSS