本の紹介-知られざる日露国境を歩く ― 2015年03月22日

相原秀起/著『知られざる日露国境を歩く』ユーラシアブックレット(2015/2)
かつて、日ロの国境だった樺太の北緯50度線には、国境を示す標石が4個置かれていた。本の前半では、この標石が現在どのようになっているか、あるいは、当時置かれていた場所はどうなっているのかを取材した結果を記載している。
4つの国境標石のうち、1号はサハリンの資料館にある。2号は根室資料館にあり、4号はサハリン在住個人が所蔵している。3号は行方不明とのことだ。
後半では、エトロフ島と、占守島の現在の様子。
60ページ余りの薄い本に、樺太・エトロフ島・占守島を記載しているので、それぞれの内容が貧弱に感じる。また、3つのテーマは日ロの国境という点で共通しているが、それ以外に共通点はないので、内容が散漫に感じる。薄い本なのだから、テーマを1つに絞ったほうが良かったと思う。
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