本の紹介-置き去り サハリン残留日本女性たちの六十年2015年09月10日

 
吉武輝子/著『置き去り サハリン残留日本女性たちの六十年』(2005.6)海竜社
 
 終戦後、ソ連に支配されたサハリンや千島に在住していた日本人は希望すれば帰国することができたが、朝鮮国籍のものは帰国が許されなかった。このため、朝鮮人と結婚した日本女性は子供を置いて離婚して帰国するか、サハリンに滞在するかの選択を迫られた。本書は、サハリンに残留した日本人女性の話で、個々の事例が詳しい。ほとんどの場合は、朝鮮人と結婚したために残留している。歴史的経緯の説明もかなりの分量を割いているが、この部分については、他の専門的な歴史書で学習した方が良いと思う。

本の紹介-日本海と竹島 日韓領土問題2015年09月11日

 
大西俊輝/著 『日本海と竹島 日韓領土問題』 東洋出版 2003.1  
 
 竹島を日本領とも韓国領ともしていない立場での記述。本書の内容は、中世の竹島認識を中心とした竹島問題の解明で、多数の古文書解読に基づく解説により、中世の竹島が認識を明らかにしている。

 序章に続く第1部は、西洋の鬱陵島・竹島の発見から島名の混乱を経て、日露戦争期に日本領としたことと、日本の敗戦後マッカーサーライン・李ラインが設定されたこと、日韓基本条約締結と、幕末以降の竹島の歴史を解説。
 第2部は、主に日本の文献もとに、中世日本の竹島認識および竹島をめぐる日本の態度の説明。
 第3部は主に日本の文献を元に、日本の竹島渡海事業から、鬱陵島・竹島における日韓の衝突およびその解決の説明。
 第4部は朝鮮の古文書などを参考にして、中世の朝鮮における竹島の認識を明らかにする。朝鮮では、鬱陵島のほかにも島があったことは了解自事項だったが、それが、現在の竹島に常に一致しているかと言うとそうでもないが、だからと言って竹島の認識がなかったかと言うとそういう訳でもない。
 終章は竹島問題に対する著者の考え方。この本が出版されたころ、日本では竹島は無主の地であったものを日本が先取したとの説明が有力だった。本書では、無主地であったことを否定して、竹島は日韓両属の境界地であったとする。

 現在、日本政府は、無主地先取論を取り下げて、中世から竹島は日本の固有の領土権が確立されていたと説明しているようである。韓国では、以前から、竹島は韓国の固有の領土権が確立されていたと説明している。本書に示された日本・朝鮮の古文書解説によれば、日本の主張・韓国の主張共に成り立つような牽強附会解釈が可能であるように思う。このため、本書を読んだ後「やはり竹島は日本固有の領土だ」 と思う人もあれば「やはり竹島は韓国固有の領土だ」と思う人もあるだろう。
 しかし、本書を冷静に読めば、竹島は日韓どちらかの固有の領土ではなく、また、無主地でもなかったことが分かるだろう。

本-「昭和天皇実録」と戦争2015年09月16日

 
栗原俊雄/著『「昭和天皇実録」と戦争』山川出版社(2015.8)
 
 特別な感想はないのだけれど、読んだことを忘れないように書きとめておく。
 
 昨年、昭和天皇実録が公開されたため、これに従って新たな歴史の解明が行われるようになり、関連した書籍もいくつか出版されている。本書も、そのような本の一つ。山川から出版されていることからもわかるとおり、歴史の研究・専門・学習のための本であって、娯楽的な気持ちで読むものではない。ただし、著者がジャーナリストなので、文章は読みやすく、専門知識がない人でも容易に読むことができる。
 昭和天皇実録は宮内庁書陵部が編纂したものであるため、現在の役人の価値観による「昭和天皇を顕彰する」というバイアスがかかっているのは当然のことだろう。このため、現在の役人の価値観で悪いと思われることにはあまり触れず、あるいは悪いと思われるような表現を避ける傾向にあることは仕方ない。
 本書は、おもに太平洋戦争の記述で、昭和天皇実録にはこのような問題があることを解明している。すなわち、すでに知られた事実が昭和天皇実録ではどのように書かれているか、あるいは書かれていないかを検討し、その性格を明らかにしている。昭和天皇実録は歴史資料として重要ではあるけれど、これが歴史のすべてではないので、本書のような研究は近代史を学ぶ上で重要な視点を与える。

太地町のイルカ大屠殺-イルカ追い込み漁2015年09月22日

 
 2015年9月19日、和歌山県太地町のイルカ追い込み漁では、今季初めてバンドウイルカ200頭余りが捕獲された。今回はショービジネスなど販売目的の捕獲で、今月中は屠殺は行わないらしい。
  
 写真はイルカ漁の現場。くじら浜海水浴場から撮影したもの。ここには、公衆トイレもあって、イルカ追い込み漁を見るのに便利。ただし駐車場はないので、150mほど北にある「くじらの博物館」向かいの駐車場を利用することになる。
 
 連休中、南紀・高野を観光旅行した。特に、イルカ漁を見学する予定ではなかったのだけれど、道路を数人の警察官が警戒をしていたので、せっかくだから見物した。
 警察官・海上保安庁・地元の警備員・報道関係者・シーシェパードのイギリス人(一人)・イルカ保護団体のメンバー(一人)。皆さん静かに、数時間じっと見ているようでした。

太地町のイルカ大屠殺-保護団体と警備2015年09月23日

  2015年9月19日、和歌山県太地町のイルカ追い込み漁では、今季初めてバンドウイルカ200頭余りが捕獲された。
  
 この日、シーシェパードのメンバーと、自然保護団体らしい人がイルカ漁を見ていた。
     
  
 黒いTシャツがシーシェパード。イギリス人のまじめそうな青年だ。彼は、翌朝もこの場所に来ていた。動物保護の一途な思いで、遠い日本まで来るのだから、まじめで教養のある好青年に間違いないだろう。金儲けでイルカを捕獲して、あとは食うことしか頭にない無教養な漁師と比較すると、世界中の多くの人はイギリス人青年に共感を感じるだろう。
  
 警察官・海上保安庁・地元の警備員が見張っていた。警察力の庇護の下で、世界に批判される漁業を推し進める姿勢が情けない。
  
  地元警察官が、見知らぬ人に職務質問をしていた。
  
 海上には、海保のボート。反捕鯨団体が海に入ることを警戒している。

太地町のイルカ大屠殺-捕獲されたイルカ2015年09月24日


イルカは捕獲後、しばらく網の中において、ショービジネスなどへ販売するものを選別するらしい。
  
この日は、作業終了で、近くの漁港に帰還。
  
 日本各地の水族館に販売されたイルカは芸を仕込まれたのち、ショービジネスに使われていた。しかし2015年5月、世界動物園水族館協会は日本動物園水族館協会に対して、太地町イルカの入手を禁止したため、多くの水族館は太地町イルカを購入しないことになった。
 欧米各国の水族館の目的は教育施設であり、イルカは他の魚と同じく生体展示が中心であるため、イルカは水族館で繁殖したものであることが多い。これに対して日本の水族館は、金儲けのための娯楽施設なので、イルカショーのために多数のイルカが必要となり、太地町イルカを購入していた。今後、日本の多くの水族館は、金儲けの娯楽施設から、欧米並みの教育施設へと転換する必要が生じるだろう。
  
 和歌山太地町「くじらの博物館」では、日本動物園水族館協会を脱退して、太地町イルカを購入しショービジネスを進めるそうだ。教養・教育よりもビジネスを優先する、民度の低い国民性の表れだろう。情けない。ただし、和歌山県民のすべてが民度が低いわけではない。和歌山県白浜には、まじめな教育施設である京都大学水族館がある。
http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/aquarium/
  
 イルカは湾内で屠殺した後、食肉として流通する。漁協スーパーにはイルカ肉が売られている。ただし、9月中はイルカの屠殺は行わないそうだ。


太地町のイルカ大屠殺-屠殺場所の撮影2015年09月25日


 太地町のイルカは湾の奥で屠殺する。太地町漁協では「イルカを苦しめないように殺している」と嘘をつく一方、屠殺場所は非公開にしていたが、残虐な屠殺現場がビデオ撮影され、映画「The Cove」で公開することにより、日本の信用は一挙に失われた。
  
 「くじら浜海水浴場」を右奥に進めば屠殺場所を見ることが出来るはずだが、ここは立ち入り禁止になっている。
  
 「くじら浜海水浴場」と「くじらの博物館」の中間あたりに、浅間山園地の上り口がある。
  

園地からは木が生い茂っていて屠殺場所を見ることはできない。樹林の中は立ち入り禁止。
   
 しかし、長めの自撮棒を使うとイルカ屠殺場所を撮影することが可能。ただし、南国の木の葉が茂っていて、隙間から撮影できるところは少なく、木の葉が邪魔にならない構図は困難。下の写真は、撮影後トリミングして、木の葉の写りこみをなるべく消している。撮影したとき、屠殺は行われていなかった。
  
 LUMICAから出ている「Birds iRod」の長いのを使えば、木の上から撮影することも可能だろう。このほうが自撮棒よりも、ふらつかないで使いやすいかもしれない。SLIKのSポールIIを普通の三脚に接続した場合は、安定的に撮影できるが、ちょっと高さが不足するかもしれない。重連にすればどうかとか、いろいろ案が浮かぶが試したことはない。
 ドローンを使えば簡単だろうが、これではちょっと簡単すぎて機材を選ぶ面白さがなくなる。


太地町のイルカ大屠殺-太地町イルカ漁を考える2015年09月27日


  (イルカ追い込み漁のようす)
  
  (早朝から環境保護団体の進入を警戒する海上保安庁のボート)
  
  
太地町のイルカ漁はシーシェパードをはじめ、各国の環境保護団体から強い非難を浴びている。以下、非難を無視してまで、推し進める必要があるのかどうかを考えてみる。
  
  
1.太地町の捕鯨は伝統文化か?
 太地町は古式捕鯨発祥の地としている。長い間、くじらやイルカを採ってきたことは事実だが、だからと言って、すべてのイルカ漁を正当化する理由にはならない。
 北海道のことを考えてみよう。アイヌの人たちは川で鮭をとって生活の糧としてきたが、現在、鮭を川でとることは禁止されている。水産庁では「儀式のため」「伝統漁法継承のため」の捕獲ならば許可するが、生活のための捕獲は認めていないようだ。
 もし、太地町が「儀式のため」「伝統漁法継承のため」にイルカを採るのならば、それを禁止することは不当かもしれない。しかし、太地町で行われている捕鯨は「商業捕鯨」であって「儀式捕鯨」ではない。伝統文化とはまったく関係のない捕鯨であるので、伝統文化を理由にすることはできない。
   
 エンジン付ボートを使ったイルカ追い込み漁は「伝統漁法」ではない。
  
 太地町で捕獲されたイルカの一部は生きたまま水族館へ販売される。また食肉とされたものはスーパーマーケットに流通する。このような販売・流通目的の漁業は伝統とは言えない。すなわち、太地町イルカ漁は、その手法も目的も伝統文化ではなく、伝統文化を口実とした単なる商業捕鯨である。
  
 ビジネス情報誌オルタナ(2015年6月)によれば、「太地町の追い込み漁」すなわち「燃料で走る船を使い金属管を叩く音で追い込むイルカの追い込み漁」は、1969 年に設立された「太地町立くじらの博物館」に展示するために始まったものである。
  (古式鯨漁の遺構。現代の商業捕鯨では使われない。)
  
  
2.昔から食べているのだから今も食べてよいのか
 昔食べていないものを今食べているものや、昔食べていたが、今では食べられなくなったものは珍しいことではない。昔から食べてきたことは、今食べる理由にはならない。ただし、自分で捕ったくじらを自分で食べるのならば、それほど批判は浴びないだろう。現在、国際的な批判を浴びているのは、販売目的に行われる大規模イルカ漁だ。
 写真は、太地町で食べた「くじら丼」「くじらからあげ定食」。牛丼や鳥からあげがあるのだから、くじらやイルカがなくても生きるために困ることはなく、どうしても食べなくてはならない理由は無い。
 そもそも、食べるだけのためならば「イルカ追い込み漁」は必要ない。
 
(太地町の食堂のメニュー「くじら丼」 )
   
(太地町の食堂のメニュー「くじら唐揚定食」)
  
  
3.WAZAの決定とJAZAの決断
 2015年4月、世界動物園水族館協会(WAZA)は、太地町のイルカを水族館が購入することが「動物の福祉」の倫理規範に違反するとして、日本動物園水族館協会(JAZA)に会員資格停止を勧告した。これに対して、JAZAでは太地町のイルカを購入しないことを約束してWAZAに復帰した。
 現在、欧米各国の多くの水族館のイルカは、水族館で繁殖したものを使っている。水族館は教養・教育施設であるため、多数のイルカを必要としないので、水族館で繁殖したイルカで間に合っている場合が多い。これに対して、日本の多くの水族館は、営利目的の娯楽施設として、イルカショーがメインの出し物になっており、多数のイルカが必要なために、太地町追い込み漁で活け取りされたイルカを必要としていた。今後、イルカの調達が容易ではなくなるので、営利・娯楽施設から教育・教養施設へと転換を図る必要性に迫られるだろう。
  
 こうした中、太地町「くじらの博物館」では、JAZAを脱退して、太地町イルカを購入しショービジネスを進めるそうだ。教養・教育よりもビジネスを優先する、民度の低い国民性の表れだろう。情けない。 
(太地町イルカを購入しショービジネスを進める 太地町「くじらの博物館」)
 
  
4.調査捕鯨について
 日本は学術調査の目的と称して、南氷洋で捕鯨を行ってきたが、2014年の国際司法裁判所の判決では、調査に名を借りた事実上の商業捕鯨であるとの理由で禁止された。太地町では、調査捕鯨船・第一京丸が展示されている。
 学術調査ならば、多数の学術成果を発表して、日本人海洋学者が各国の大学教授のポストを確保すればよいのに、ほとんど成果のない調査しかしてこなかったのだから、禁止されて当然のことだ。
(かつての調査捕鯨船 )
  
  
5.情報発信不足と反対運動の押さえ込み
 太地町イルカ追い込み漁に強く反対しているシーシェパードの論理は、要するにイルカを採ることが嫌いであるとの感情論だろう。これに対して、和歌山県や太地町の見解は、要するに食べたい物を食べて何が悪いという感情論だ。シーシェパードの論理は単純な感情論だが、和歌山県や太地町の見解は販売のための商業捕鯨を自分たちの消費であるかのようにごまかしている点で、たちが悪い。
 どちらの感情論が国際的共感を得ているかといえば、シーシェパードの圧勝だろう。今後、和歌山県や太地町は、感情論をやめて理性で説得するか、国際的共感を得られるような情報発信が必要なのに、そのような努力も能力も欠如しているようだ。情報を隠して、警察と海保で取締りをするだけの対応では国際理解は得られない。
     
  (シーシェパードのイギリス人青年。悲しい表情でイルカ追い込み漁を見つめていた。)
  
 ルイ・シホヨス監督が作成した映画「ザ・コーヴ」は、2010年にアカデミー賞を受賞した。この映画には、イルカショーが残酷であるとして批判するメッセージと、太地町のイルカ屠殺は残酷であるとする2つのメッセージが含まれている。前者については、WAZAの決定により、日本の多くの水族館も太地町イルカ購入を断念した。
 太地町では屠殺はイルカを苦しめないようにしていると説明する一方で、屠殺現場は秘密にして取材を拒否してきた。映画では、立ち入り禁止区域に無断進入して撮影するなどの映画作成方法が強調された内容となっている。困難を克服した上での撮影が、国際的に高い評価を受けて、映画はアカデミーショーを受賞した。
 しかし、現場を見ると、映画の撮影方法は、それほどたいしたことではない。彼等が立ち入り禁止区域にカメラを設置して撮影したことは事実だが、そのようなことをしなくても、長い自撮棒のような撮影機材を使えば、合法的に撮影できるように思える。しかし、撮影方法のために、日本政府がイルカの残虐な屠殺を推し進めている印象が強い映画になり、映画の国際評価に繋がった面は否定できない。
  (イルカを屠殺する場所は、取材目的でも見せることはない。)
  
 映画には余り出てこなかったが、太地町のイルカ漁は警察・海保の援護のもとに行われている。和歌山県警はイルカ漁時期には臨時交番を設置し、イルカ漁見物の観光客に対して職務質問をしている。質問内容は、見物目的、住所氏名に止まらず、生年月日・電話番号・職業・勤務先名・捕鯨に反対か賛成かまで質問するので、捕鯨に反対する日本人観光客にはかなりの威圧になっているだろう。
  
(観光客に職務質問する和歌山県警警察官)
  
(イルカ漁時期に設置された臨時交番)
  
   
 以上見てきたように、太地町イルカ追い込み漁の実態は、手法も目的も伝統文化ではなく、伝統文化を口実とした単なる商業捕鯨であるので、日本の伝統文化として守る価値はない。漁の正当性主張においても、国際理解は得られていない。日本国内の政治力により国内法上合法化し、警察と海保によって守られながら、実態を隠した上で行われている。このような状況を今後も続けることは、日本の国益にも反し、地元の観光にもマイナスだろう。
  
    
 太地町は那智に近く、海が綺麗な町なので、観光に力を入れれば良いように思うのだけれど、実際には町に来てくれる外国人を敵視して、日本の観光客にも不快な思いをさせるようなことをしている。こんなことでは、町はジリ貧以外にないのではないだろうか。
  
    
 欧米各国の多くの水族館のイルカは、水族館で繁殖したものを使っているが、太地町「くじらの博物館」では、JAZAを脱退して太地町イルカを購入しショービジネスを進めるそうだ。太地町「くじらの博物館」の入館者数は1974年の478,573人をピークに、1992年以降減少を続け、2006年には150,722人、2009年141,688人、2013年87,175人と最盛期の1/5まで減少した。これでは経営が成り立たないので、2005年よりイルカを海外の水族館に輸出販売する事業を行っている。観光客の減少による赤字補填をイルカ追い込み漁に依存し、それが観光客の減少に拍車をかけている悪循環が見て取れる。
    
参考資料
 遠藤愛子『変容する鯨類資源の利用実態』国立民族学博物館調査報告97:237-267(2011)
 太地町役場ホームページ(http://www.town.taiji.wakayama.jp/tyousei/sub_02.html) 2015/9/28閲覧
     

太地町のイルカ大屠殺-武器輸出2015年09月29日

 太地町で活け取りにされたイルカは「太地町立くじらの博物館」で調教された後、太地町開発公社(理事長:三軒一高町長)などを通して海外に輸出されている。水族館用との説明がされているが、一部は軍事用の可能性が高い。
 
 2014年3月のノーボスチ通信によると、ロシアに編入されたクリミアでは、ウクライナ海軍所属の軍用イルカがロシア海軍に仕えることになった。なお、軍用イルカは、湾岸戦争やイラク戦争のときにアメリカが使用したようだ。
http://ria.ru/defense_safety/20140326/1001084309.html
http://jp.rbth.com/science/2014/03/28/47715
 
 太地町イルカは、2013年にウクライナへ20頭が輸出されている。軍用・ショービジネス用・水族館用の内訳は情報がなくてわからない。

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