本の紹介-ソテツをみなおす2016年02月06日

 
安渓貴子・当山昌直・他/著 『ソテツをみなおす 奄美・沖縄の蘇鉄文化誌』 ボーダーインク (2015/03)
 
 日本の庭園などでよくみられるソテツ(学名:Cycas revolta)は沖縄・奄美に広く自生している。しかし、もともと自生していたものではなくて、17世紀ごろから琉球政府によって救荒作物として栽培が奨励・義務付けされたものだった。
 ソテツには毒があるためそのまま食すことはできない。水さらし・加熱・発酵やこれらの組み合わせで毒抜きする。本書では、沖縄奄美地域で、ソテツがどのように毒抜きされていたか、生活の中で、どのように利用されてきたかなど、これら地域の蘇鉄文化を詳述している。
 なお、最終章には資料として、ソテツ類を属ごとに概説している。

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