本の紹介―終戦外史 ― 2016年04月20日

ロバート・J.C.ビュートー/著、大井篤/訳『終戦外史―無条件降服までの経緯』時事通信社 (1958)
日本がポツダム宣言受諾に至るまでの日本政治を追ったもの。戦後13年の時点で出版されているので(原書は2年前)、その後の研究の基礎になっている。今では、古すぎかな。
本の紹介-これからの琉球はどうあるべきか ― 2016年04月21日

大田昌秀・安里英子・他/著『これからの琉球はどうあるべきか』藤原書店 (2016/1)
戦後あるいは現在の沖縄の現状を踏まえて、今後沖縄がどうあるべきかを考える。そういった立場での解説・討論・座談会。
本の紹介‐沖縄は「不正義」を問う ― 2016年04月22日

琉球新報社論説委員会/編著『沖縄は「不正義」を問う』高文研 (2016/2)
辺野古移設問題が起きると本土の政治と沖縄の民意との乖離が鮮明となった。本書は、この問題に関連して、沖縄の立場を伝える、琉球新報の社説・論説をまとめたもの。新聞の社説なので、一つ一つの記事は短くて読みやすいが、全体として読むと重複も多くてむしろ読みにくく感じる。
本の紹介―琉球王国と戦国大名 ― 2016年04月23日

黒嶋敏/著『琉球王国と戦国大名』 吉川弘文館 (2016/2)
1609年、薩摩は琉球に軍事侵攻して琉球を支配下に置いた。本書は、薩摩の琉球侵攻に至った島津の状況がどのようなものだったのかを解説したもの。
本の紹介―樺太(サハリン)が宝の島と呼ばれていたころ ― 2016年04月24日

野添憲治/著『樺太(サハリン)が宝の島と呼ばれていたころ 』 社会評論社 (2015/12)
本書は、戦前に樺太で暮らしていた日本人18人から、当時の樺太での生活様子を聞き書きしたもの。1970年代後半に語られたものが多い。