熱川バナナワニ園2016年07月17日

 
熱川バナナワニ園では、いろいろなソテツの花が開花しているようなので、見学しました。
売店で多肉植物の寄せ植えを買いました(写真)。3500円。

熱川バナナワニ園(2)2016年07月18日


熱川バナナワニ園のタイワンソテツが開花しているので、見学しました。
  
ここは、栽培しているソテツの品種が多いので有名なのだけど、ソテツって人気ないよね。
  
人気があるのは、レッサーパンダ。
 
 
ゾウガメも人気だろうな。
ワニも人気かな。9時ごろボイラーが壊れたような音がしているので、なんだと思ったら、ワニが鳴いていました。こんなのが野生で聞こえたら、怖い。

  
それから、ユーカリが咲いていました。


タイワンソテツの花2016年07月19日

熱川バナナワニ園のタイワンソテツが開花しているので見学しました。分園入り口にタイワンソテツが一本あります。
  
葉が邪魔でちょっと見づらいけれど、これがタイワンソテツの雄花。
  
  
こちらが、普通のソテツの雄花。
  
  
そっくりですね。タイワンソテツと普通のソテツの違いを学芸員氏に聞いたところ、小葉の角度のほかに、葉の表面の光沢や、発芽時期が違うのだそうです。光沢の違いは、よくわからなかった。発芽時期はいつも見ていないとわからない。両者の区別は難しい。

ソテツの花2016年07月20日


熱川バナナワニ園では、いろいろなソテツの花が咲いています。
  
ルンフソテツの雌花
  
Cycas micholitziiの雌花
  
Cycas simplicipinnaの雌花


ソテツの花(2)2016年07月21日

熱川バナナワニ園では、いろいろなソテツの花が咲いています。
  
マクロザミア属(オニザミア属)はオーストラリアに自生する種です。
  
  
ホソバオニザミアの雌花 
 
  
ヤブオニザミアの雌花
  
  
Macrozamia johnsonii の雌花


ソテツの花(3)2016年07月22日

 先日、熱川バナナワニ園を見学したら、いろいろなソテツの花が咲いていました。
  
 オニソテツ属(Encephalartos)のソテツは、葉がトゲトゲで熱帯乾燥地を感じさせるなど、独特の雰囲気があって、人気があります。アフリカ東部に自生し、絶滅の危機のものが多いようで、ワシントン条約で商用目的の輸出入が禁じられているので、なかなか入手困難です。
  
  熱川バナナワニ園には多種類のオニソテツがあります。
  このうち、Encephalartos inopinusの雌花が咲いていました。
  
  2月に見学した時は、トゲオニソテツの雌花が咲いたけれど、今回は咲いていなかった。

  
  メキシコ高地などに自生するツノザミア属(Ceratozamia)のうち、ナガハツノザミアの雌花が咲いていました。ツノが出ているように見えることが、名前の由来です。


スタンゲリア2016年07月23日

先日、熱川バナナワニ園を見学した目的の1つはタイワンソテツの花を見ることだってけれど、もう一つの目的はスタンゲリアを見ることでした。
スタンゲリアは、一風変わったソテツです。ソテツは独特の形をした幹から葉が出ているのに、スタンゲリアは直接地面から葉が出ていて、幹がない。本当は土の中に埋まっているのですが。それから、ソテツの葉は軸の周りに小葉がつく羽状複葉で、この点はスタンゲリアも同じなのだけれど、たいていのソテツでは、小葉の葉脈が葉に平行なのに対して、スタンゲリアは中心軸から葉脈が出ています。
  
これが、スタンゲリアの小葉
  
  
こちらは、ヒロハザミアの小葉


本の紹介―現代ロシア政治入門 第2版2016年07月24日

 
横手慎二/著 「現代ロシア政治入門 第2版」 慶應義塾大学出版会 (2016/5)

本書は、慶応大学法学部政治学科の「現代ロシア論」講義ノートを元にしている。このため、章ごとに良くまとまっていて読みやすい。

内容は、「ソ連崩壊までのロシア・ソ連の歴史」「ソ連崩壊以降のロシア政治」「ソ連崩壊以降のロシア対外政策」の3つの章と最終章に分かれる。

大学の講義が元になっているので、あまり詳しい内容はないが、現代のロシア政治をロシア・ソ連の歴史からざっと理解するためには便利で、記述もいい加減なところはなく、講義を聞いた学生には有益な知識が得られたと思う。

最終章に「学習の手引き」があって、2ページほど学習する上での心構えが書かれているが、これは、本書を読む上での心構えでもあるので、最初に読みたい内容だ。

本の紹介―独島・鬱陵島の研究2016年07月25日

 
『独島・鬱陵島の研究―歴史・考古・地理学的考察』洪性徳・ 保坂祐二・他/著 (2015/12) 明石書店  
 
 鬱陵島と竹島に関する次の5件の歴史研究論文が収められている。これらの論文相互には、特に関連はないので、どれから読んでもよい。竹島領有権問題というよりも、竹島問題で重要な歴史的事実や鬱陵島の古代史など、関連する史実の解明に重点が置かれた、学術書である。
 
洪性徳/著『17世紀後半の韓日外交交渉と鬱陵島』
保坂祐二/著『高宗と李奎遠の于山島認識の分析』
朴三憲/著『明治初年太政官文書の歴史的性格』
呉江原/著『古代鬱陵島社会と集団に関するいくつかの問題』
任徳淳/著 『独島の機能、空間価値と所属』
 
『17世紀後半の韓日外交交渉と鬱陵島』は安龍福事件のときの、幕府・朝鮮・鳥取藩・対馬藩・大谷家の利害関係を調べることにより、この時、鬱陵島が朝鮮領土に確定した経緯や安龍福への対応などについて言及している。論文の主眼は鬱陵島交渉であって、竹島問題への言及は少ない。
 
『高宗と李奎遠の于山島認識の分析』は、朝鮮において于山島認識がどのように歴史的変遷をしてきたかを明らかにしている。また、勅令第41号の「石島」が日本でいうところの当時の松島、すなわち現・竹島であるとしている。
 
『古代鬱陵島社会と集団に関するいくつかの問題』は鬱陵島の発掘調査の解説。古代鬱陵島氏に対する研究の現状が理解できる。
 
『独島の機能、空間価値と所属』は竹島が朝鮮の領土であることを説明する論文。竹島が朝鮮の領土であるとする歴史的根拠が簡潔にまとめられている。

本の紹介―沖縄現代史 新版2016年07月26日

 
新崎盛暉/著 「沖縄現代史 新版」岩波新書(2005/12)
 
 終戦後の米軍占領から出版時点までの、沖縄米軍基地と反基地闘争史。沖縄の本土復帰後が詳しい。時系列的に、詳しい内容が示される。このため、沖縄反基地闘争の流れをだいたい知っている人にとっては、詳しい知識を売るのに有効であるが、この分野の知識が乏しい人にとっては、歴史の流れを理解しながら読むことが難しいだろう。
 
 米軍支配下の沖縄に関して、以下の記述には興味が持てた。
 「米軍はヘーグ陸戦法規に基づき、日本の独立まで戦争状態が継続していると主張して土地の使用料すら支払わなかった。やがて米軍は、そこに恒久的な軍事基地の建設を始めた。(P12~13)」

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