本の紹介―「愛国」の技法2017年02月21日

 
早川タダノリ/著 『「愛国」の技法』(2014.1)青弓社
 
 戦争中のポスターやチラシなどを左側ページに紹介し、右側ページにその解説を書いている。こういうスタイルなので読みやすい。
 戦争中のポスターのいくつかは、佐倉の国立歴史民俗博物館にも展示されており、見たことのある人も多いだろう。本書では、かなりの枚数を紹介しているので、ざっと見ただけでも面白い。
 本書の解説は、戦争中の日本の愛国心を揶揄するもの。解説を読まず、写真を見るだけでも、著者の意図は明快だ。もっとも、普通に思考力のある人ならば、国立歴史民俗博物館に展示されているポスターを見ただけでも、同様の感想を持つだろう。

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