本の紹介-徹底検証日本の右傾化2017年08月01日

      
塚田穂高/編『徹底検証日本の右傾化 (筑摩選書)』 筑摩書房 (2017/3/14)
     
 大学教授・ジャーナリストなど21人による執筆。読者の対象は一般人であり、専門知識がなくても読める内容になっている。
 日本の右傾化をテーマに、各人がそれぞれの見解で書かれた論文21本を掲載したもの。21の論文には相互の関連性はない。「日本の右傾化」を論じたものであるが、右傾化の定義も統一されておらず、各研究者の見解に従って書かれている。このため、日本は右傾化していないとの見解もあれば、右傾化しているとの見解もあり、また、政治・教育・宗教関連の特定分野について、現状を分析した論文もある。
     
 本書は、各方面の研究者らによる執筆なので、日本の右傾化の現状に対して考えるための材料にするにはふさわしい。日本の右傾化の現状を考えるうえで、多数の材料を提供してくれる本であり、まじめに考えようとする人には、有益な本である。一人の人の執筆量が少ないため、詳細な解説や突っ込んだ議論がなされているわけではない。

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