本の紹介‐大日本帝国植民地下の琉球沖縄と台湾 ― 2018年04月02日

又吉盛清/著 『大日本帝国植民地下の琉球沖縄と台湾』同時代社 (2018/1)
日清戦争の処理によって、台湾が日本に割譲され、沖縄が日本の領土であることが確定した。この時以降、日本は台湾に投資をして台湾開発を進めることになる。台湾に投資が回ったため、沖縄投資は遅れがちだった。このため、沖縄から台湾へ移住するものも多かった。台湾では、教師、警察官、官吏などの人的需要が多かったが、これらを沖縄の人が担うことも多かった。
本書では、台湾開発と沖縄人との関係が詳しい。おおむね時代を追っているので、本の最初から順に読んだ方がよいだろう。
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