本ー日中 親愛なる宿敵2018年08月09日

    
シーラ スミス/著、伏見岳人・他/訳『日中 親愛なる宿敵: 変容する日本政治と対中政策』東京大学出版会 (2018/3)
   
近年の日中対立ををテーマとした現代史の研究・解説書。
全6章のうち、「第4章 東シナ海の境界画定」「第6章 島嶼防衛」で尖閣問題を扱っている。
   
日中対立関連の近年の歴史的経緯が詳しくまとまっているので、知らない人や忘れた人には便利な本と言えるのだろうけれど、ある程度の年齢の日本人で、日ごろから新聞を読んでいるならば、すでに知っていることが多い。
原書は英語なので、日中関係という国際的に見たらマイナーな話題を広く世界に知らしめるという点では評価できるが、日本語に翻訳したものを日本人が読む価値がどれだけあるのかというと、良く分からない。

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