本の紹介ー現代こころ模様 ― 2018年11月17日

柿田睦夫/著『現代こころ模様―エホバの証人、ヤマギシ会に見る』 新日本出版社 (1995/10)
エホバの証人とヤマギシ会の実態。話のまとまりがなくて読みにくく感じた。
エホバの証人とはアメリカ初のキリスト教系の新興宗教で、現在でも、駅前での勧誘活動がみられる。エホバの証人は、終末論をかざして、入信しないものはもうすぐ全員が死亡するかのようなウソを吹聴して勧誘している。本書は、エホバの証人の嘘を信じ込んで入信した女性と家庭を崩壊させられた夫の話を中心に、エホバの証人のインチキぶりを記述している。
ヤマギシ会は理想社会を実現すると称して、信者を勧誘し、全財産を取り上げた後、無償労働を死ぬまで強いるカルト教団。子供にも労働を強制するため、学力面での問題も生じる。無農薬・自然農法で農作物を作っていると言われ、一部の人たちから人気を博していたが、実際は農薬や化学肥料を普通に使っていた。
本書は、このようなヤマギシ会の実態を説明している。