歯舞・色丹 2島で全体の40%2018年11月19日

  
プーチン・安部会談で北方領土問題が動くような気配があります。
1956年の条約(日ソ共同宣言)では、平和条約締結後に歯舞・色丹を日本へ引き渡すことが決められています。
  
2島の陸地面積は4島の7%程度なので、これでは、日本が大損であるかのような見解の人もいますが、北方4島の陸地はあまり産業に役に立つものではなくて、周辺海域の漁業資源が重要です。戦前、この地域が日本領だった時代も、漁業が主要産業でした。
歯舞色丹が日本の領土になった場合は、200カイリ漁業水域を見ると、北方領土周辺海域の40%程度が日本のものになる可能性があります。しかも、歯舞諸島周辺海域が漁場として最も有望なところです。ただし、これも交渉次第なので、今から、確定的なことは言えません。
  
図は、岩下明裕/他・著『図説ユーラシアと日本の国境 ボーダー・ミュージアム』に記載されているもの。

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