韓国人徴用工の請求権は消滅していない2018年11月15日

11月4日のBlogで「韓国人徴用工の請求権は消滅していない」を書きました。  
これは、日本政府の公式見解を国会会議録から抜粋したものです。
先日の国会論議の中で、共産党代議士が平成4年3月9日の政府答弁を引用していたので、これを追記しました。
   
http://cccpcamera.asablo.jp/blog/2018/11/04/8991182

大地図展2018年11月16日

東京都文京区本駒込の東洋文庫ミュージアムでは「大地図展」開催中です(2019年1月14日まで)。場所は六義園の近くです。
    
  
上の写真は書庫。下の写真、展示室は隣の部屋です。



展示の地図に 石川流舟『本朝図鑑綱目 貞享4年』があった。この地図は、長久保赤水の地図が刊行されるまで、改版・改題を重ね1世紀に渡って親しまれた。地図には「対馬―朝鮮」「隠岐―対馬」「鳥羽―子浦」「三宅―八丈」など海路の里程が書かれている。実際の距離を見ると、当時の海路は 一里≒2km であることが分かる。

本の紹介ー現代こころ模様2018年11月17日

  
柿田睦夫/著『現代こころ模様―エホバの証人、ヤマギシ会に見る』 新日本出版社 (1995/10)
  
エホバの証人とヤマギシ会の実態。話のまとまりがなくて読みにくく感じた。
  
 エホバの証人とはアメリカ初のキリスト教系の新興宗教で、現在でも、駅前での勧誘活動がみられる。エホバの証人は、終末論をかざして、入信しないものはもうすぐ全員が死亡するかのようなウソを吹聴して勧誘している。本書は、エホバの証人の嘘を信じ込んで入信した女性と家庭を崩壊させられた夫の話を中心に、エホバの証人のインチキぶりを記述している。
   
 ヤマギシ会は理想社会を実現すると称して、信者を勧誘し、全財産を取り上げた後、無償労働を死ぬまで強いるカルト教団。子供にも労働を強制するため、学力面での問題も生じる。無農薬・自然農法で農作物を作っていると言われ、一部の人たちから人気を博していたが、実際は農薬や化学肥料を普通に使っていた。
 本書は、このようなヤマギシ会の実態を説明している。

本の紹介‐教養としての日本宗教事件史2018年11月18日


  島田裕巳/著『教養としての日本宗教事件史』河出書房新社 (2009/10)
 
  本書は、2016年に文庫本で出版された『教養としての宗教事件史 (河出文庫)』に収録されている。
 
   日本に仏教が伝来した時から、最近の新興宗教まで、日本で起こった宗教がらみの話題24を取り上げて、それぞれを解説。取り上げている宗教がらみの歴史は雑多でまとまり感がない。
 
  「日蓮の真の敵は空海だった」の章に、密教が社会性を失ったと説明されている。
   しだいに密教は、もっぱら個人の救済という方向に、力点を移していくことになる。それは、国家のあり方を問題にした日蓮の立場からすれば、仏法を歪めていくことにほかならない。日蓮がその点をどこまで予見していたかはわからないが、密教の社会への浸透は、仏教から社会性を奪っていくことにもなっていった。
   この対立は今日にまで受け継がれている。創価学会をはじめとする日蓮系の新宗教は、社会といかにかかわるかを問題にし、だからこそ政界にも進出を果たしてきた。一方、密教の不動信仰を基盤に発展した真如苑の場合には、霊的なカウンセリングを中心とし、スピリチュアル・ブームを背景に教勢を伸ばしているが、社会活動への関心は薄く、政治的な動きもほとんど見せていない。(P62)
 
 しかし、そのように至った理由が記されておらず、また、社会性を失ったのが密教だけなのか、浄土真宗なども同じなのかも書かれていない。和歌山県根来の根来寺は織田信長に滅ぼされるまでは僧兵の拠点だったので、社会性を失ったのではなくて政治の力で失わされただけなのではないかとも思うので、本書の記述では著者の意図が良く分からない。

 最後の章「お一人様宗教の時代」は、真如苑がメインの話題。真如苑とオウム真理教の類似性として、共ににお一人様宗教であるとの説明がある。
 宗教教団がその教勢を伸ばしていく際には、終末論を掲げ、世直しを説くことが多い。ところが、真如苑には、そうした側面は見られない。それでも、ここまで教勢を伸ばしてきたのは注目に値するとも言えるが、終末論が不在であることによって、集合的沸騰とは無縁の宗教になっているのである。
 実は、この真如苑と極めて性格が似た宗教が存在していた。・・・オウム真理教のことである。・・・オウム真理教の信者たちは解脱をめざして修行を行っていたが、道場で修行をする際、集団で何かの行をすることはなく、たとえ多くの信者が集まって修行をしていても、各自はそれぞれに独自のプログラムに従って、勝手に修行を行っていた。そして、信者同士の横のつながりがほとんどなく、組織活動を展開しなかった点でも、真如苑と似ていた。密教の本質は、個人の救済ということに主眼が置かれている。衆生全体の救済をめざし、積極的に社会にかかわりを持とうとする法華信仰や日蓮信仰とはその性格が根本的に違うのである。
 ・・・
 私は、真如苑やオウム真理教のように、もっぱら癒しを与える個人主義的な宗教を「お一人様宗教」と呼んでいる。それは、創価学会のような集団主義的な宗教とは性格が大きく異なる。そこには、大きな時代の変化があり、家や会社組織などの集団が力を失い、個人化がはなはだしく進んだことが影響している。 (P205,206)

歯舞・色丹 2島で全体の40%2018年11月19日

  
プーチン・安部会談で北方領土問題が動くような気配があります。
1956年の条約(日ソ共同宣言)では、平和条約締結後に歯舞・色丹を日本へ引き渡すことが決められています。
  
2島の陸地面積は4島の7%程度なので、これでは、日本が大損であるかのような見解の人もいますが、北方4島の陸地はあまり産業に役に立つものではなくて、周辺海域の漁業資源が重要です。戦前、この地域が日本領だった時代も、漁業が主要産業でした。
歯舞色丹が日本の領土になった場合は、200カイリ漁業水域を見ると、北方領土周辺海域の40%程度が日本のものになる可能性があります。しかも、歯舞諸島周辺海域が漁場として最も有望なところです。ただし、これも交渉次第なので、今から、確定的なことは言えません。
  
図は、岩下明裕/他・著『図説ユーラシアと日本の国境 ボーダー・ミュージアム』に記載されているもの。

アリョンカ2018年11月20日


日産のゴーンが逮捕されたけど、今は、日産の仕事もしてないし、関係ない。

写真はアリョンカのチョコレートの包み紙。

本の紹介―龍樹2018年11月21日

  
中村元/著『龍樹(講談社学術文庫)』 講談社 (2002/6)
  
龍樹は大乗仏教の始祖。本書は、龍樹の『中論』の解説書として有名。
これほど有名な本を、仏教に詳しくもない私が紹介する意味はないのだけれど、読んだことを忘れないために書き留めておきます。
  
 本書は4つの章に分かれる。
 第一章は龍樹の伝記として、鳩摩羅什の『龍樹菩薩伝』の翻訳などが記載されている。第二章以下を読むために必要となることはない。
 第二章が本書の中で最もページ数が割かれる。中論を理解するための基礎知識が説明される。最初に、中論は主に説一切有部との論争の書であるとの説明がなされている。中論には「縁起」「空」「中道」など独特の概念があるが、これらについてチャンドラキールティのサンスクリッド本の注釈などに従って、詳しく解説している。このため、第二章は中論理解のための基礎知識にとどまらず、大乗仏教理解のために重要な知識が得られる。本章を理解するためには説一切有部の思想に対するある程度の知識が必要である。最初の項に、説一切有部の思想の概要が記されているが、これを読んだだけで、本章や第三章を読み進めるのは大変だろう。
 本章では中論の『縁起』について、70ページにわたり詳しい解説がある。さらに「空の考察」の項では『空』『無自性』『中道』はともに『縁起』と同じものであると説明されている。
 第三章は『中論』サンスクリッド本などの翻訳。第二章は本章を読むための解説になっている。
 第四章は龍樹以降であるが、ページ数は少ない。

本―シベリアに独立を2018年11月23日

  
田中克彦/著『シベリアに独立を 諸民族の祖国(パトリ)をとりもどす (岩波現代全書)』 岩波書店 (2013/6)
  
本書は、ロシア帝国末期の博物学者で社会活動家のポタ―ニン(グリゴリー・ニコラエヴィチ)の政治活動や政治思想を中心とした話。あまり興味は持てなかったのだけど、読んだことを忘れないために書き留めておきます。

紅葉にはえる妙義山2018年11月24日

妙義山(白雲山)  右側の建物は富岡市立妙義ふるさと美術館。
     
     
中之嶽神社の奇妙な大黒像。大黒の上の岩が轟岩。



下仁田町歴史館2018年11月25日

群馬県下仁田町には、明治時代に蚕種紙を冷蔵保存した荒船風穴がある。下仁田町歴史館は荒船風穴と養蚕業の展示が中心。
写真は下仁田町歴史館からみた下仁田町。

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