本の紹介―廃墟の歩き方〈2〉2018年12月20日

栗原亨/著『廃墟の歩き方〈2〉潜入篇』イースト・プレス (2003/11)

 本書は気味の悪い廃墟のうち主に関東地方にあるもの30か所ほどを紹介したもの。文章よりも写真が多い。出版が古いので今では取り壊されたものも多いだろう。
 この中に、栃木県の「豊生庵」が記載されている。ここは、仏教系の新興宗教だったが、大伽藍が廃墟となっている。どういった新興宗教なのか知りたかったのだけれど、特にそのような解説はなかった。
 群馬県の廃墟としては、安中市「レストラン白樺」、現・安中市「軽井沢パークランド」、高崎市「高崎製紙工場」、高崎市「プラザアテネ」が紹介されている。このうち、レストラン白樺、高崎製紙工場、プラザアテネは取り壊されあるいは再開発されていて廃墟は存在しない。軽井沢パークランドの廃墟はまだあるかもしれないが道路が立ち入り禁止になっている。
 埼玉県鳩ケ谷市(現・川口市)の洋館が廃墟として紹介されているが、ここは現在、整備されて公開されており、廃墟ではなくなった。

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