三脚爺さん2019年01月22日

   
先日、ダイヤモンド富士を撮影した時、付近は、三脚にカメラを立てた放列でした。
暗いものを撮るときは、シャッタースピードが遅いので三脚は必須だけど、太陽は明るいのだから、三脚はいらないはず。レンズが重くて大変ならば一脚で良いと思うのだけど。
爺さんの撮影は、どうしてみんな三脚を使うのだ。

人が多いところでは、場所をとる三脚は迷惑になるので、不必要に使わないほうが良い。

北方領土問題2019年01月23日

 安倍・プーチン会談が開かれ、北方領土問題の解決が現実味を帯びてきました。日本では、いろいろ言う人があるけれど、北方領土問題の解決は、1956年の日ソ共同宣言に従う以外にま無理でしょう。日ソ共同宣言とは日本とソ連で締結された条約です。この中に、以下の条項があるので、これに従った解決がなされると考えられます。

 日ソ共同宣言
 9 〔平和条約・領土〕日本国及びソヴィエト社会主義共和国連邦は、両国間に正常な外交関係が回復された後、平和条約の締結に関する交渉を継続することに同意する。
 ソヴィエト社会主義共和国連邦は、日本国の要望にこたえかつ日本国の利益を考慮して、歯舞群島及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する。ただし、これらの諸島は、日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との間の平和条約が締結された後に現実に引き渡されるものとする。

 この条項の後段が北方領土問題解決の手法です。よく読めば明らかですが、両国間で平和条約を締結し、そののち歯舞・色丹が日本に引き渡されます。
 平和条約の締結で両国間の国境が画定されます。平和条約締結の時には、2島は引き渡されていないのだから、国境を画定するときは北方領土がすべてロシアの領土であることに両国は合意する必要があります。『ロシアの領土であることに両国が合意した後、ロシアは日本の利益を考慮して2島を日本に引き渡す』これが日ソ共同宣言に従った解決です。

 では、2島の何が引き渡されるのか。この点について日ソ共同宣言では決められていません。1972年の沖縄返還協定では次のように決められました。
 ・行政権、司法権、立法権が日本に引き渡される。
 ・米軍基地はそのまま米軍基地として使用する。
 ・個人の持つ土地の所有権などには変更ない。

 ロシア軍基地がそのままでは日本は受け入れられないけれど、ロシア軍基地を完全に追い出すことができたら日本としては上出来です。
 日本の中には所有権は日本人の物になるかのように思っている人もいるだろうけれど、それは無理でしょう。日本政府の所有物とするには日本政府が買い取る必要があります。日本の個人が持っている島を日本政府が買い取ることが時々ありますが、北方2島についても、買い取るとしたら同程度の金額になるでしょう。最近、種子島の横にある馬毛島を日本政府は日本人から160億円で買い取ることが決まったそうです。面積当たりの単価が同じとすると、北方2島の土地だけで6900億円になります。これに、インフラの価値が加わります。

 以上考えると、次の条件で2島返還がなされたら、安倍内閣としては上出来です。
 ・歯舞・色丹、2島の行政権・司法権・立法権が日本に引き渡される。
 ・2島からロシア軍基地をなくす。米軍基地を置かないことを何らかの形で約束する。
 ・土地の所有権の買取価格として、日本はロシアに数千億円~1兆円規模の金額を支払い、2島の所有権者は日本政府となる。 
 ・歯舞・色丹は日本の領土、クナシリ・エトロフはロシアの領土であることに両国は合意する。



北方領土問題の解説は以下をご覧ください
http://www.ne.jp/asahi/cccp/camera/HoppouRyoudo/index.htm
やさしい北方領土問題の解説は以下をご覧ください
http://www.ne.jp/asahi/cccp/camera/HoppouRyoudo/Yasashii.htm

本の紹介―「明治礼賛」の正体2019年01月24日

    
斎藤貴男/著『「明治礼賛」の正体 (岩波ブックレット)』岩波書店 (2018/9)
   
安倍内閣による明治礼賛に対する批判。
   
 あまり勉強ができなかった人は、複雑な歴史を理解することは不可能だから、こういう人はナイーブな地元礼賛に陥りがちである。明治は長州版が中心になって作ったので、山口出身の安倍総理は明治礼賛に陥っている。
 頭の悪い個人が、何を礼賛しても、そんなことは勝手であるが、一国の総理大臣が内閣上げて明治礼賛とは困ったものだ。
   
 明治は鎖国の江戸時代を開国し、国家の発展の礎を築いたので、その点評価する人は多いだろう。しかし、海外へ侵略に打って出て、その挙句がアジア太平洋戦争の敗北につながった。このように考えると、明治時代に、光と影があるのは当たり前のことだ。それに、現在の日本は鎖国で遅れた国ではないので、いまさら、特に明治だけを取り上げて学ぶ必要はない。

 明治礼賛は安倍の発案ではなくて、司馬遼太郎のいわゆる司馬史観にもみられる。本書によると、司馬は、井上馨の汚職が騒がれたくらいで明治には汚職はほとんどなかったと書いているが、山城屋和助事件・日糖事件・尾去沢銅山事件・1881年の開拓使官有物払下げ事件など、明治時代は薩長の役人を中心とした汚職が多数あったと具体的に指摘している。(P46~p50)

本の紹介―日本会議の野望2019年01月25日

   
俵義文/著『日本会議の野望 極右組織が目論む「この国のかたち」』花伝社 (2018/7)
   
 『日本会議の全貌 知られざる巨大組織の実態』に次ぐ俵義文氏の日本会議批判の第2弾。
   
 日本会議の全貌では日本会議の出自などが詳しかったが、本書では、これらの点には若干触れている程度。本書は日本会議が目指していることを中心に書かれている。
 日本会議は元号法制化や靖国神社国家護持・憲法改正などに取り組んできた。このうち、元号法制化と教育基本法の改正や道徳教育の教科化は、すでに実現している。また、女性天皇反対、夫婦別姓反対も実現している。憲法改正、靖国神社国家護持、日本再軍備などは、まだ実現していない。
 
 本書では日本会議の活動について詳しく書かれているが、安倍政権の方向性なのか、日本会議の方向性なのがよくわからない。森友・加計問題にも触れている。しかし、森友・加計問題と日本会議は直接関係ないだろう。最終章は櫻井よしこの批判。
   
 本書で紹介されている日本会議系の手になる高校歴史教科書「最新日本史(明成社)」は、そのうち読んでみようと思う。それにしても、内容が乏しい高校教科書を作ったって売れないのに、ご苦労なことだ。中学教科書は、政治力で、各公立中学校に強制することが可能だが、高校教科書は各校が独自に選択するので、大学入試に役に立たない教科書は、まともな高校では採用されないだろう。

日露和親条約2019年01月28日

  
1855年に日露和親条約が締結された伊豆下田の長楽寺では桜が見ごろでした。
写真は、長楽寺駐車場上の桜。

本―竹島問題の起原 戦後日韓海洋紛争史2019年01月29日

   
藤井賢二/著『竹島問題の起原 戦後日韓海洋紛争史』ミネルヴァ書房 (2018/4)
   
あまり興味を持てなかったが、読んだことを忘れないように書き留めておく。

本の表題は『竹島問題の起源』、副題が『戦後日韓海洋紛争史』となっているが、竹島問題は少なく、戦後日韓海洋紛争の話が圧倒的に多い。P341,342に、漁業問題と竹島問題を過剰に絡ませた論説に対して批判的な見解を示している。漁業問題が解決しない原因に竹島問題があるので、漁業問題と竹島問題が絡まっていることは間違いないが、それだけではないので、著者のような視点も必要なのだろう。

本の紹介―いま学ぶ アイヌ民族の歴史2019年01月29日

    
加藤博文・若園雄志郎/編『いま学ぶ アイヌ民族の歴史』 山川出版社 (2018/4)
   
 高校生用教科書の副読本と言ったイメージ。旧石器時代から現代にいたるアイヌを視点においた歴史教科書とも考えられる。
   
 本の見開き左側ページに1テーマの説明を書き、右側ページには関連資料の写真・図、あるいは関連項目のコラムを記載する。近代以前の説明はアイヌ民族だけではなくて日本全体の説明になっている部分も多く、すでに日本史を学習したことのある人には冗長に感じる。一方で、擦文文化とオホーツク文化の説明が1ページだけであるなど、中世以前のアイヌ民族の説明が薄い。
   
 子供たちが容易に読めるように、あるいは授業の便を考えた構成になっているのだろうけれど、読んでいて、いまひとつ面白くなかった。

本-ある樺太廳電信官の回想2019年01月30日

  
佐藤守/著『ある樺太廳電信官の回想』青林堂 (2018/7)
  
個人的な話が多く、参考になる内容や興味が持てる内容はあまりなかったが、読んだことを忘れないように書き留めておきます。
  
本書は戦前に樺太の郵便電信局(大泊や豊原)で電信や郵便業務に携わった人の息子が著した父親の伝記。父親が当時思ったことと、著者の考えとが区別されておらず、分かりにくい。
  
本書の著者は元自衛隊幹部でUFOや超常現象研究家。

* * * * * *

<< 2019/01 >>
01 02 03 04 05
06 07 08 09 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

RSS