本―牟田口廉也2019年04月02日

   
広中一成/著『牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか』 講談社新書 (2018/7)
  
 太平洋戦争中の最大の愚策として名高いインパール作戦を指揮した「愚将 牟田口廉也」の伝記。どうして、このような愚策にのめりこむような人が司令官になったのか。本書では、そのあたりの経緯を示している。
 表面的には、本書の記述で、日本軍の問題は十分に理解できるけれど、「そのような日本軍の問題点はどのようにして形成されたのか」との疑問が残った。
 日本軍最悪の愚将として有名な牟田口廉也が、インパール作戦でどれだけ愚策を続けたかについては、いくつもの本に記載されていて、よく知られたことだが、牟田口廉也のそれ以前について書かれた本は少ないので、本書に興味が持てる人も多いと思う。

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