本の紹介―日中国交正常化期の尖閣諸島・釣魚島問題2019年08月14日


房迪/著『日中国交正常化期の尖閣諸島・釣魚島問題 衝突を回避した領土問題処理の構造』 花伝社 (2019/6)
目次
序章 問題提起と研究動向
第1章 日中国交回復前夜の釣魚島問題をめぐる変動
第2章 日中国交正常化過程における釣魚島問題
第3章 日中平和友好条約交渉の再開と釣魚島問題の再燃
第4章 日中平和友好条約後の釣魚島問題と共同開発の試み
終章 1970年代における釣魚島問題処理の構造
 本書は学位論文をベースにしているようで、内容は学術的。
 1970年代、尖閣問題は日中台の間で領土紛争になっていたはずであるが、実際には、お互いに問題として騒ぎ立てせずに、それ以外の外交関係が大きく発展した。本書は、主に、1970年代の日中交渉を尖閣問題との兼ね合いで明らかにする。ソ連との関係も記載される。ただし、参考文献の多くは日本の情報を利用しているようで、このため、日本国内の政治動向の話題が多い。

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