本の紹介ー学校に入り込むニセ科学2020年01月14日

 
左巻健男/著『学校に入り込むニセ科学』(平凡社新書)(2019/11)
 
 水にきれいな言葉をかけるときれいな結晶ができで、汚い言葉を帯びせると汚い結晶になると主張する、へんてこりんな偽科学がある。「水伝」というようだ。またEM菌と称する偽科学もある。真偽のほどは定かではないが、安倍首相や明恵夫人はこれらの偽科学信奉者と伝えられる。
 主に小学校教師らが授業の進め方などを自主研究する団体に「TOSS」がある。TOSSは偽科学と関係ないはずであるが、TOSSの主催者・向山洋一との関係で、教育指導に偽科学が入り込んでいる。

 本書では、これらの偽科学がTOSSを通じて、学校教育に入り込んでいる実態を説明している。
 水伝・EM菌・親学自体の説明もある。親学とは、元成長の家活動家で日本会議の高橋史郎氏の提唱する道徳教育論。

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