本の紹介―韓国併合110年後の真実 ― 2020年01月22日

和田春樹/著『韓国併合110年後の真実 条約による併合という欺瞞』 (岩波ブックレット NO. 1014)(2019/12)
110年前、日本が韓国を併合したのは不当・不法であるとの見解と、合法であるとの見解がある。韓国政府は不法説を、日本政府は合法説をとっているが、日本の研究者にも不法説は多い。
本書は、不法説をとる歴史学者・和田春樹氏による、韓国併合の歴史解説。本書は、ブックレットの性質上、一般読者を対象としたものであって、歴史学上の研究論文ではない。
近年、右翼的学者の中には併合の実態を知らぬままに、条約の形式があることをもって、合法であると説明する向きもある。歴史事実を知ることなしに、不法か合法かの結論だけで満足するのでは、あまりに脳がないので、本書によって、史実を知ったうえで、合法・不法の判断をすべきだ。
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