本の紹介ー『人間革命』の読み方2020年06月07日

 
島田裕巳/著 『『人間革命』の読み方 』KKベストセラーズ (2017/12/9)

 宗教学者・島田裕巳による『人間革命』の解説書。

 『人間革命』は創価学会2代目会長・戸田城聖の伝記で、創価学会の正史となっている。著者は、創価学会3代目会長の池田大作とされる。

 本書は、『人間革命』の概要のほか、『小説・人間革命』『人間革命第2版』『新・人間革命』や『映画・人間革命』にも触れられる。
 『小説・人間革命』は戸田城聖・自身による伝記小説。『人間革命第2版』は池田大作が日蓮正宗と対立した後、都合の悪い部分を書き換えた改定新版で、現在市販されているもの。『新・人間革命』は池田大作の伝記。『映画・人間革命』は丹波哲郎主演の映画。

 本書は、200ページ強の新書本で、創価学会に詳しくない一般読者を対象としたものなので、深い考察はないが、『人間革命』や『小説・人間革命』がどんなものであるかを一通り理解する上で有益な本である。記述の内容は、宗教学者として客観的に書かれている。このため、池田大作を妄信している創価学会信者や創価学会と対立する新興宗教信者には大いに不満な記述かもしれない。なお、本書は『人間革命』の説明であって、創価学会一般の説明ではない。

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