本の紹介-宗教の現在地 ― 2021年07月12日

池上彰、佐藤優/著『宗教の現在地 資本主義、暴力、生命、国家』KADOKAWA (2020/4)
特に宗教に関係ない池上彰が、神学部卒でクリスチャンの佐藤優に話を聞きという形式で記述されている。池上は宗教と関係ない人とはいっても、キリスト教に対する知識も豊富なので、佐藤優の話も、キリスト教徒の考え方の説明がないので、仏教徒の私には今一つ理解できなかった。
本書の内容は、
第一章 宗教は資本主義を超えられるのか (過激派のイスラム化 など)
第二章 宗教は人を殺す思想とどう対峙するのか (意識しないナショナリズム教 など)
第三章 宗教はAI社会で誰の心を救うのか (AIに人が救われることはあるか など)
第四章 宗教は国家を超克するか (ホモデウスはソビエトシステムの焼き直し など)