本の紹介-太平洋戦争への道 1931-19412021年10月12日

 
半藤一利、加藤陽子、保阪正康/著『太平洋戦争への道 1931-1941』NHK出版 (2021/7)
 
昭和史に詳しい3人による対談で、柳条湖事件から真珠湾攻撃に至る日本の歴史を解説。昭和史が専門家の3氏による対談なので、読みやすい。ただし、これほど高名な方の対談にしては、一般的な歴史解説になっている。
 
保阪は蒋介石の次男・蒋緯国の話を紹介している。(P131)
 日本の軍人は単純に言えば歴史観がないのだろう。なぜ中国と戦っているのか、なぜ中国に攻め入るのか、それを決めるのが歴史観だがそれが日本軍にはないのだろう。軍の論理でしか物事を考えないから、最後は軍事の限界にぶち当たって勝手につぶれていくのはわかっていたことだ。

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